NOBURINのスイス紀行 2012/8/10

マッターホルン・グレッシャー・パラダイス へ

マッターホルンはすぐ後ろに 

  NOBURIN&緑子 は、ゴルナーグラートへ行った翌日も青空に恵まれました。それで、今回は富士山よりも高いマッターホルン・グレッシャー・パラダイス(氷河展望台)(3,883m)へ出かけることにしました。富士山は3,776m。麓のツェルマットから一気にロープウェーで富士山の笠雲まで行くような感じです。勿論、村自体の標高が1,600mほどなので、単純に標高差の比較はできないかもしれませんが。 とにかく、8月10日(金)早朝のマッターホルンもモルゲンロートで美しく輝いていました。今日はロープウェーで行きます。ツェルマットの乗り場からどんどん高度が上がります。

麓から約40分ほどで3,883mの展望台へ

 さすがヨーロッパ最高地点にある展望台だ。夏スキーヤーが行き来しています。ゲレンデはツェルマットと反対側の谷、つまりイタリア側の谷に広い斜面が見えます。そしてその向こうにはフランスとイタリアの国境にあるモンブランも見えます。一方にはモンテローザが。




私たちは昨日に引き続きお天気に恵まれて、ここでヨーロッパアルプスの最高峰のモンブラン(4,810m)、第二のモンテ・ローザ(4,609m)、第三のマッターホルン(4,478m)を目前にすることができたのだ。ヤッホー!

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スイスの小さな村を訪ねる

 展望台へ来たと同じロープウェーを帰りも利用します。でも最終まで乗らずに、一つ手前のフウリ(Furi)の駅に降りて歩くことにしました。フウリの駅から急な坂道を下ります。その道は東海自然歩道のような感じでちらほらと登って来るハイカーにも出会います。そして、ここにもヤナギランの群生があったのです。

   

村の古びた高床式の物置には、ネズミが侵入できないようにそれを支える柱にネズミ返しの仕掛けがしてありました。

村の牧草地にはラベンダーや野生のクロッカスに、密を求めて忙しそうに飛び回るハチや蝶たち・・・。

NOBURIN&緑子 は木陰で休憩を取りました。その向こうには、きのう利用した登山電車が、険しい谷の鉄橋を渡っているのが見えたのです。

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うら話

マッターホルン・グレーシャー・パラダイス(氷河展望台)へ行くことになった訳。

 (最初の予定は、違うコースを歩きまくるのだった!) 昨日(9日)ゴルナーグラートへ着いた頃から、NOBURIN 喉の奥あたりが少し いがらっぽかった。あまり気にはしていなかったのだけれども、炎天下で下山を続けたせいか、お昼にはかなり気になってきた。レストランでのペン先のようなマカロニがいただけない。夕方ホテルに到着した頃には、つばを飲み込むのも喉が痛い。緑子さんが近くのスーパーで準備した夕食はとても食べられそうにない。

 風邪薬の持ち合わせはない、せめてイソジンでもあればいいのだが。NOBURIN、とにかく寝ることだと決めつけて、緑子さんに「食事は1人でして!」と言ったまま寝込んでしまった。緑子さん後で曰く、”これから先 どうなるのだろうと、不安やるせなかった” とか。でも、思い切って休養を取ったせいか、翌朝は喉の痛みはけろりと止んで、昨夜食べなかったサラダをぺろりと美味しくいただいた。
そんなことで、最初の予定を変更して、あまり体力を使わないコース、すなわちロープウェーで一気に高いところへ行く。ただ、富士山より高いところへ行くのだから、高山病が気にかかる。でも、おかげさまでそれもクリアーだった。そんなことがなければ、最高峰のモンブランやイタリアの夏スキー場などはお目にかかれなかったことだろう。こちらのコースを選んだのは正解だった。


マッターホルンの氷室

 氷室(ひむろ)と言えば、天然の氷を夏中蓄えておく穴のこと。3,883mの天空にわざわざ氷を蓄えることもあるまい。では地下室といっても、それは氷河のトンネルのこと、地下ではない。その氷河に掘ったトンネルの中に氷の造形が展示されていた。つまり、氷の中に氷が蓄えてある。

   
大阪の人と一緒になる