崖を移動する山羊の群れ
360度の大パノラマを楽しんだ後下山にかかります。谷を挟んで四千メートル級の山々を眺めては歩き、休んではまた眺めして下ってゆきました。
遠くにはユングフラウ(4,158メートル)が見えます。ハイキングの歩道とその向こうはツェルマットの谷、そして高くそびえる三山は、左からダン・ブラッシュ(4,357m)、オーバー・ガーベルホルン(4,063m)、ツィナール・ロートホルン(4,221m)です。
マッターホルン(4,478m)の前に気取って立つのは、・・・。その間にある可愛い湖はリフェリーゼです。そこまで下って行くと見事な逆さマッターホルンを見ることができます。
群れて泳ぐ無数の小魚たち。天空の妖精!(リフェリーゼ湖)
リフェリーゼ(湖)に接する岩山あたりから、カラーン コローンと牧畜のベルの音がしています。かすかな音で所在がはっきりしません。目をこらしてみると、岩と見分けがつかない何物かがちらりと見えました。
ビデオの望遠で覗くと山羊です。1頭が立ち上がり歩き出すと仲間の山羊も一列になって動だす。
集団になって斜面を下ります。子ヤギは置いて行かれまいと思ってか、駆け足です。
岩場から草地へ食事に来たのです。体の前半分が黒で後が白、この種の山羊 NOBURINは初めて見たのでした。そうか!アルプスの少女ハイジはこの山羊と仲間だったのか。
リフェリーゼ(湖)の周辺は、花の楽園でもあるようです。可憐な高山植物の花が幾種類も目に付きます。
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アルペン・マルギリッテ | リンドウの仲間か? | イワツズリ |
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ゴルトピパウ | アザミ | ? |
NOBURINには名前が分からない花ばかり。分かるのは、アザミが関の山。黄色の花、赤い花、青い花、白い花、紫の花・・・。等々自生の花が無数に咲いています。でも野生のエーデルワイスはついに見ることができませんでした。
ツェルマットの村にたどり着いたときは、教会の時計台の鐘がもう4時を告げていました。たもとには墓地公園が、その広場には珍しい馬車がお客を案内していたのです。
教会の広場には馬車がお客を案内していました。
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時計台の鐘が4時を知らせていました | 教会の墓地 |
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