8月8日(水)、空港近くのホテルを早々とチェックアウトして、空港駅からクールの町へ向かう。人気の氷河特急に乗ってマッターホルンの麓チェルマットへ向かうのだ。クールには1時間ちょっとで着いた。少し時間があるので旧市街を見て歩くことにする。そこは古い町で五千年前から人が住んでいた形跡があるという。なかなか見応えのある町だ。
乗り換えまでの3時間ほどの時間を利用して古い町並みを歩く。中世時代に建てられたであろう教会の時計塔が町のど真ん中にそびえていて、時を知らせる鐘の音が町中に響いている。石畳の階段、街角の噴水、迷路みたいに入り組んだ路地、教会の彫刻などいたるところで目につく。いつ、誰が、どのように関わってきたのか知らないままに、また現代の人たちがそれらに関わりつつ生きているのだろう。思いをはせながら短時間ではあったが旧市街を一巡りしたのです。人待ち顔のワンちゃんも町の一員!
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街角の噴水 | 賑やかに路上ライブ | ワンちゃんも町の一員 |
一個20㎏以上もあるスーツケースを旅の移動中常時持ち歩くのは大変。電車の中でも目を離す訳にはいかない。体力的にも安全上にも便利な仕組みがファーストバッゲジだ。スイス国内の出発駅で午前9時までに手続きすると午後6時以降その日のうちに到着駅で受け取ることができる。一個22スイスフランの料金、日本円にすると2千円弱。常時持ち歩くことを考えると、そんなに高いものとは思えない。今回NOBURINはスーツケース2個をチューリッヒ空港駅からチェルマットへ、チェルマットからグリンデルワルトへ、そしてグリンデルワルトからチューリッヒ中央駅へと利用した。
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中部空港からドイツのフランクフルト経由でチュリッヒ国際空港に到着しました。現地時間では17:30だけど、日本時間では24:30。真夜中だ。
ホテルの送迎バスを見つけて乗り込もうとしていると、小柄で杖を持った老女がNOBURINに尋ねてくる。「あんた、このバスの運転手かい?」「いえ、私はこの客だけど。でもよかったら私が運転してもいいよ。」と冗談を言うと、バスの中は賑やかになった。彼女は背に小さなザックを持っているだけのようだ。見たところ80歳は過ぎている。「どこから来たの。」と聞くと、なんと「ワシントンD.C.」。アメリカから一人で来たという。NOBURINの職業柄か運転手に見えるのか、はたまたデイサービスのおじさんか、とにかく老女にはもてるみたい!