NOBURINのスイス紀行 2012/8/9

登山電車でゴルナーグラートへ

 ゴルナーグラートは、ツェルマットの村から一気に登山電車で行き着いた山の中腹(3,089メートル)の展望台です。ここから一般のハイカーは、ツェルマットか下山途中の駅のいずれかへハイキングします。上級の登山者は、ここからスイスアルプスで2番目に高いモンテ・ローザ(4,634メートル)まで行くのでしょうか。  私たちは8月9日(木)早朝、黄金色に輝くマッターホルンに心躍らせてゴルナーグラード行きの登山電車に飛び乗りました。33分間の乗車時間でしたが、電車はどんどん高度を上げてマッターホルンやモンテ・ローザそして氷河が目前に迫ってくるのです。

     

 上の絵地図には、ツェルマットからゴルナーグラートまでの登山電車とそこから私たちが歩いて下った道筋が緑の点線で描かれています。9時過ぎに下り始めてツェルマットに帰り着いたのは、ちょうど教会の時計台の鐘が4時を知らせたときでした。途中のレストランに立ち寄ったり写真を撮ったりのんびりしたハイキングではありましたが、7時間ほどの行程でした。

ゴルナーグラートに到着して何より感動したのは、一点の雲もない紺碧の空に巨大な氷河が目前に横たわっていたのです。息をのんでしばらく見とれていました。

 NOBURINと緑子さんは360度の大パノラマを楽しんだ後、マッターホルンを正面に見て下ります。眼下に小さな湖が見えています。そこまで歩いて行きますと水面にマッターホルンの影が映り逆さマッターホルンを見ることができました。

     

  さらに下ると牧草地とお花畑が現れてきました。そこには羊の群れが脇目も振らずに草を食べています。その背後にツェルマットの谷と村がありました。

     

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ツェルマットの宿

私たちが予約していたホテルは豪華ではなくて、どちらかと言えばB&B、つまり民宿。でも NOBURIN&緑子 にとっては過ごしやすいお宿です。ここに3連泊します。 

インターネット予約のパンフレトには、「芸術家のオーナーが楽しいホテルです。コネクティング・ルームもあり、ファミリーでのご利用もできます。マッターホルンもきれいに見えます。駅から徒歩2分です。」 とあります。私たちにはうってつけの宿屋です。なによりも駅から徒歩で2分というのもいい。お値段もそこそこ、部屋からはマッターホルンが真ん前にそびえています。お風呂もある。

部屋にポットがない!

部屋に着いて、お茶でもと思ってお湯を沸かそうと思うけど、電気ポットがない。ムッムッ、私たちが経験した海外旅行ではどのホテルでも湯沸かしぐらいは備え付けてある!昨夜のチューリッヒのホテルにもなかった。家から持って来たお茶とかコーヒー飲めないじゃないか! NOBURINは、海外旅行用の湯沸かしを持っているので、はじめの海外旅行の頃には持参していた。これまでどこのホテルの部屋にも湯沸かし器は備えてあり、以後準備物のリストからはずしたのだ。ところがスイスのホテルにはどこにもない(最後のホテルにだけはあったが・・・・)。

NOBURINは、朝起きたら必ず日本茶を飲む。それから、出かけるときには魔法瓶一つにお茶、もう一つにはコーヒーを入れるためのお湯を持参する。これなしではお楽しみのハイキングは半減だ。それで、毎朝ホテルのキッチンへ行って、「お湯を下さい。」と所望する羽目になった。 ”湯沸かし器は、必ず部屋に備え付けられているとは限らない。”と言うことを身をもって学んだのでした。