ニュージーランド旅日記

 NOBURINと緑子さん、2011年1月12日、かねてから計画していたニュージーランドへ旅立ってゆきました。いつもの旅行形態で・・・・。NOBURIN旅行社は、はじめからお客を募集しないのだから、スタッフだけという最小催行ツアーというわけ。

クライストチャーチ ナッツンファーム デグッチ (nut'n farm deGuguch B&B)

上の見出しはちょっと耳慣れないが、日本人の出口さんが経営している農場 B&B。つまり一夜の宿(bed)と朝食(breakfast)を提供してくれる民宿のことだ。B&Bには当たり外れがあるということだが、NOBURIN 今までに外れたことがない。今回の旅行第一夜にして出口さん夫妻、娘の佳奈さんにすてきなもてなしをいただいたのだ。農場だから動物がいる。羊、山羊、ガチョウ・・・。それに幾種類かのナッツの樹木が植わっていた。野ウサギもはねていた。

出口さんは のんびり屋さん!

クライストチャーチの空港には予定通り8:20に到着した。入国審査、手荷物の受け取りを済ませて、いよいよAVISレンタカーで予約しておいたトヨタ ランドクルーザー PRADを受け取る。日本車だから運転の要領は同じだ。ハンドルも右ハンドル。つまりニュージランドは日本と同じ左側通行。ランクルPRDOは、NOBURINのサニーや仕事で乗っているレディアスやキャラバンとは違い、出足が良くエンジンの音も静かだ。これなら長距離運転も楽だろう。

空港から nut'n firm deGuch B&B へ向かう道約17キロメートルは地図とGoogle Earth で調べておいたから迷わず行けた。車の数が予想外に少ない。B&B の門口まできた。門扉がかたく閉ざされている。押してもあかない。呼び鈴のボタンを何度か押してみるが反応がない。門口から家まではだいぶの距離があると言うことは心得ていたのだが・・・。クラクションを鳴らしてみる。やがて日本人の女性 たぶんここの奥さんだろう がやって来て門の内側でけげん顔。今日予約していることを告げるがピンと来ないらしい。その人は、「まあとにかくお入り下さい。」ということで、中に入れてもらう。門口から200メートルほど行ったところに赤い屋根のホームページで見覚えのある平屋の大きな家の庭先に出た。オーナーらしい人が出て来たので、NOBURIN少し不安になって予約の時やりとりしたメール添付の地図を見せると納得したようだ。そして、奥に入ってコンピュータで自ら確認したのだろう、彼は再び出て来て、たいそう恐縮した様子。今日のことを忘れていたらしい。奥さんにも伝えていなかったようだ。NOBURIN安堵した。 ちょうど約束の到着時間10時きっかりだ。奥さんと娘の佳奈さんは大慌てでベットの部屋とリビングを掃除している。夕食も予約しているので奥さんの頭は大混乱しているのだろう。気の毒な気がしてくる。まあ、nut'n firm deGuch B&Bは、民宿でそんなに稼がなくてもいいのだろう。ニュージーランドの生活は、のんびりしたものだ と理解した。スーツケースを部屋に運び入れて一段
落する。

奥さん作の絵が玄関に掛けられている

農園

一息入れて、佳奈さんが農園を案内してくれた。動物の糞を踏んづけるといけないからとわざわざ長靴も用意してくれる。夏なのに空気が乾燥していてさわやかな風が吹いていた。彼女がポプラの若枝を折ってきて山羊たちに向けると近寄ってきて愛嬌よく緑の葉っぱをむしって食べた。おくびょうものの羊たちはしばらく遠くで私たちの様子をうかがっていたが佳奈さんが「モアー」と呼ぶとモアーを先頭にだんだん集団で集まってきて、やはりポプラの葉っぱを食べている。 奥さんはファームだけでなく綺麗なガーデンを仕立てておられる。部屋や廊下に掲げている絵も奥さんの作。玄人はだし。恐れ入りました。

やがて奥さんと佳奈さんは、私たちの夕食の食材を整えにクライストチャーチの街へ出るとのこと。私たちもその車に便乗して街の探検にいざ行かん!

クライストチャーチ大聖堂

クライストチャーチ植物園

大聖堂の前で奥さん運転の車を降りて、お上りさんスタイルのNOBURINと緑子さん、早速お堂にお参りして食事。少し道を迷ったがクライストチャーチ植物園にたどり着く。公園の中をエイヴォン川が静かに流れ、小舟が浮かび船頭さんがお客を乗せて竿を操っている。ポプラ並木や美しい花々の間をアベックの船がゆったりと流れている。

名残をおしみ・・・・・かくてNOBURIN旅行社一行は、

ラムステーキにワインのデナー 家族一同との歓談、南十字星 夜空の観察、盛りだくさんのサービス 朝日のよく当たるお部屋でファームの新鮮なジャム、や野菜サラダを付け合わせた朝食を十分いただきました。

ナッツンファームで収穫されたヘーゼルナッツのお土産までいただいて名残をおしみ、レイク・テカポへと出発したのです。

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ハプニング1実は出発するまでにいくつかハプニングがあったのだ。(NOBURINの旅にはいつもハプニングがつきもの・・・・。)今回利用のニュージランド航空、名古屋から関空までリムジンバスで送ってくれるというのでNOBURIN、予約しておいた。だがお客が少ないと言うことで新幹線で関空へ行くことになった。その上、新大阪から関空への特急はるかが随分遅れてニュージランド行き14:30発のチェックインがとっくに始まっている。急いでチェックインカウンターへ駆けつけ、手荷物を預けようとするとNOBURINのスーツケースが23㎏の制限を2㎏超えているという。緑子さんのスーツケースに超過分を入れ替えるといい、という。そのままだと5000円余分の金を支払うことになる。入れ替える時間もないし、往来でスーツケースを開けることもできない。仕方がないので5000円支払うことにしたが、その手続きで時間がさらに経ってしまう。もうお昼を食べる時間がない。とりあえず、B&Bへのお土産と機内で食べるお弁当を買って搭乗口へ走る。出発30分前、既に搭乗が始まっていた。

暁の暁のオークランド空港。ここからクライストチャーチ行きに乗り換える。

 

クライストチャーチのお土産屋さん、Naturally New Zealand Souvenirsへ立ち寄った。出口さんと懇意のお店らしく、帰りにはそこから電話をしてもらって迎えに来てくれると言うことにした。ただで電話をしてもらうのも気が引けるので少しお土産も買った。日本人の気のいい店員さんがいてどこから来たかと聞くので、三重県というと、この店にも三重県出身の人がいるという。会わせてくれた。なんと、わが町お隣の四日市出身という。菰野町のS書店の娘さんとは高校時代の友達だという。話が全く合う。身近な人もこうして世界で活躍しているのだなあ。そういえば、佳奈さんも最近まで中国で中国語の勉強してホテルで修行して帰って来たばかりだと言っていた。ムム、活躍するのは女の子なのか?

夕食後、出口さん家族とリビングで歓談する。楽しい人たちばかりで話がはずむ。少しお酒も入っていたなあ。出口さんが、「ところで、四日市の学校に勤めていたのなら知っていないか・・・・。」と切り出す。NOBURIN、「ああ、M先生でしょう。」ずばり当たり。この先生クライストチャーチの日本人学校から帰って来たばかりということは聞いていた。同じ町内に住んでいて、しかも彼が新卒ほやほやのころ NOBURIN、 町内の小学校で何年か一緒に勤務したこともある。出口ファミリーとM先生家族はクライストチャーチ日本人学校の関係、日本人会、音楽仲間等々幅広く交流があったらしい。M先生活躍のビデオまで見せてもらった。