北極圏

 アークティックサークル、北極圏の入り口です。ユーコン川のインフォメーションのおじさんが教えてくれたとおり、樹木の背丈が低くなってきて野生動物によく出会うようになりました。。道ばたで戯れる熊の親子。草をはむムースの親子。車の前をよぎるリスたちがしばしば。

 

 上の建物は、北極圏内にあるコールドフット ビジターセンターです。この日宿泊予定のボーリアルロッジの女性オーナーがここで働いていました。予約の際に立ち寄るようにとのこと。ここでオーナーからロッジへ行く道の地図と鍵が渡されました。
さらに、午後8時からブルックス山系の動植物のプレゼンテーションがあるから見て行けという。白夜で太陽はあるしその気になってつきあっていたら既に夜の9時になってしまっていたのです。

ワイズマンの村 ボーリアルロッジ

 コールドフットビジターセンターから、ワイズマンのロッジまで20キロ先だという。太陽は十分明るいのだけれどNOBURINはすっかり疲れてしまった。トラックの運転も、もうろうとしてきている。到着したのは午後10時だった。

 

 今からこの山小屋風のロッジでフェアーバンクスで買い込んだ食材で夕飯の支度です。到着したのは随分遅くなったにも関わらず、まだお日様があったのです。白夜です。
暖房ありキッチン、シャワー、ランドリーつきその他テレビ、電話もあったなあ。一人約1万円。アラスカは夏しかロッジの需要はないから割高。でも我が家族満足。

 ここで家族会議。NOBURIN第1日目ここまでのドライブで疲れ気味。ここから北極海への折り返しは自信がなくなってきた。それで提案、明日からの旅行日程を変更して明日ブルックス山脈の峠アチガンパスまで行って引き返そう。洋平少しブルーになったけれども無理は禁物。北極海へは次回の挑戦と言うことにして、プラドーベイの宿を急遽キャンセルした。そして、ここにもう一泊する手続きをとった。

ライダー集合

 翌朝気付くと他に2人の男性ライダーが居たのです。一人はアルゼンチンの雑誌記者。もう一人は日本人で神奈川県出身。脱小学校教師で今は世界をオートバイで巡り歩くのだそうです。大陸を南下して、カナダ、北アメリカ、南アメリカまで行くといっていた。そのオートバイも日本から持参。ここはオートバイ野郎のたまり場か!雑誌記者は私たちと雪降るアチガン峠で別れたのだけれど、無事にプラドーベイまで到着できただろうか? 脱教師は訳ありな様子だったけど今頃どこを走っているのだろう。
朝食は昨夜作ったボルシチをごちそうしたのだった。

ワイズマン村の郵便局

ワイズマンの村人は現在25人。しかし100年前ゴールドラッシュの時には何百人という山師の町だったとか。飲み屋あり、銀行あり、宿屋あり・・・当時の郵便局の建物が現在もありました。




下のビデオは Rod O氏の投稿作品をシェアーさせてもらいました。私たちが入ったままの風景です。


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