日産
スタンザ マキシマGT-E イマイ改 1/24 |
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初代スタンザは'77年8月に、先にリリースされていたバイオレット、オースターの兄弟車としてデビューしました。 立ち位置としては、サニーとブルーバードの中間になりますね。 バイオレットが510ブルの流れをくむオーソドックスなスタイルで、オースターが若干スポーティさをアピールしていましたが、スタンザはセド リックを模した豪華さをウリにしていました。 他の2台はハッチバックもラインナップされていましたが、スタンザはセダンのみの展開となりました(後に5ドアが出たりしましたが)。 |
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とまあ、クルマの紹介はウィキか何かで各自調べていただく
としまして(殴)、実は何を隠そう、私の親父が乗っていたのがコレでした。しかも、我が家で初めての新車。 当時スタンザは、豪華装備の「カスタムシリーズ」と若干スポーツセダン寄りの「スポーティシリーズ」に分かれていまして、ウチにあったのがカスタムシ リーズのマキシマっていうグレードでした。 で、スタンザの当時のキャッチコピーってのが、「男と女とバラとスタンザ」。 もう、なんて言うか、こっ恥ずかしいことこの上ない。いいのか?ウチみたいな庶民が乗っても。怒られるんじゃないか?って当時本気で思いましたよ。 それまでのウチの車が、ダイハツのコンソルテ(パブリカの 項参照)でしたから、日産の目論見通り豪華絢爛に見えたのは言うまでもありません。 ・椅子(シート)がビニールじゃない!! ・なんか、エンジンかけると「シートベルトを締めろ」とか英語で表示してくる!! ・ミラーを手で調節しなくていい(当時、ミラーの調整はほとんど同乗者の役目でした)!! ・でかいテープ(8トラ)じゃなくて、カセットテープで音楽が聴ける!! ・しかも時計までついてる、しかも針じゃなくて数字が!! などなど、当時の私にゃ十分カルチャーショックでした。 しかしこれだけの豪華装備を誇っていたにもかかわらず、パワーウインドーは装備されておらず、ベーシックグレードにも標準装備されるのはもう少し後の時 代になってからでした。 そうそう、この頃はエアコンもまだまだ贅沢装備でして、ウチの車も最初は付いていなかったんですが、いつの間にか親父が後付けで取り付けてしまいまして (しかも事後承諾)、支払いをめぐって親父とお袋が喧嘩になって家の中が修羅場になったのも今ではいい思い出です(どこが)。 そんな私も運転免許を取り、スタンザのハンドルを握る機会も何度かありましたが、その頃にはもう立派な低年式車になっていまして、借りて乗ったら帰りに バッテリーが上がって動かなくなったとか、結構えらいメに遭ったりもしています。肝心の走りはというと、まあその、普通で(笑)特に印象に残ることはな かったかな、と。 で、自分で運転するようになって気付いたんですけど、カセットステレオ(クラリオン製)が(ウチの車だけだったのかもしれませんが)再生速度が若干早く て、聞いてるとなんか違和感がある。 周りはもうほとんど「カーステレオ」から1DINあるいは2DINの「カーオーディオ」に進化していまして、何かにつけ、「古臭さ」が目立つようになっ てきました(スタンザにもOPで設定はあったみたいなんですが)。 しかも、ウチの車の色が、こともあろうにベージュ色。茶メタと並んで「オヤジ御用達」のカラーでした。だもんで当時の私が運転すると、「親父から借り た」ってのがバレバレ(笑)。 その頃のベージュってのはどちらかというとダークイエローに近い色(軍用車両の砂漠仕様みたいな色と思いねえ)なんですが、スタンザに設定されている ベージュってのがまた変わってまして、ピンクというか、肌色に近い。タミヤのフラットフレッシュなんじゃないかって色でして、これほどハッタリの効かない 色もないんじゃないかってくらい、押出しが弱い。ステッカー貼ろうが、アルミに履き替えようが、もう何をやっても似合わない。 その頃の流行りと言えば、猫も杓子も白いクルマだったんですが、これがまたなんとも眩しく見えたものです。 もうちょっとマシな色が他にあっただろ、と思って、当時のカタログを見てみますと、これがなんともビミョーで、若い人が好みそうな色があんまないんです よね。強いて挙げればブルーかワインレッド(マルーンか?)ぐらいかな。にしてもベージュはないよな、と。 そんなこんなで、私も当時の親父の年齢をとっくに越えてるのに、いまだにベージュ色の車だけは乗ろうとは思いません。今どきそんな色の車ないけど。 |
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さてそろそろ、キットの話を。 ベースは、イマイの70カローラGTです。カローラはアオシマからリリースされるようになって、丸目と角目の両方リニューアルしたんですけど(いけね、 角目の画像アップすんの忘れてるよ)、そうなると最初期にアップしてあった角目はどーすんだ、ってことになりまして、それならば、と今回めでたくベース車 両に抜擢した次第です(廃物利用とも言うが)。ベースは当時物ですんで、「イマイの」カローラになります。 で、70カローラの方も割といい感じでカクカクしてますんで、「いけんじゃね?」と思い着手したんですけど、ここで驚いたのは、実車の幅はカローラの方 がワイドだったって事。 結果として横方向は幅詰めして、前後のオーバーハングを延ばすという、ちょっとイレギュラーな手法をとることになりました。 ボディはなんとか形にできるだろうと思ったんですが、悩んだのがフロントグリルとシート。 グリルはセドリックをモチーフにしただけあってミョーに凝ったデザインで、流用できそうなパーツも皆無。仕方なく、プラ板で □ を大量に作ってそれら しく仕上げました。 シートはヘッドレストが埋め込みのハイバック調というこれまた凝ったデザインでして、当然流用できそうなパーツはなく、しかもシート生地はコーデュロイ み たいに太い畝が入っているという、とても塗装で表現できるものではありませんでしたので、ベース車両のシートを芯にして形を作り、表面に模様を彫り込んだ プラ板をテクスチャみたいに貼るという、非常に面倒くさい方法で作りました。 そうそう、言い忘れてましたが、グレードはウチにあったマキシマではなく、スポーティグレードのマキシマGT-Eで、色は、自分が乗るんならやっぱこれ だよねーということでブルーをチョイスしました。 |
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今回はフルノーマルですが、当時は、これにハヤシストリー
トを履かせて、ビタローニのミラーに交換、リアスポイラー(ウレタンの黒いやつ)を装着したらカッコイイだろうな、なんて妄想していました。 |
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そうそう、同時進行でリニューアルしたオースターはこちらか らご覧ください。 |
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