TOPページへ 三菱 ギャランAMG

ハセガワ 1/24




 1987年にデビューした6代目ギャランのVR−4は、 皆さんご存知の通りラリーのイメージが強いんですが、ストリート向けとも言える特別仕様車も存在しまして、それがこのギャランAMGです。 AMGは1989年10月のマイナーチェンジに合わせて登場しました。  
 専用のホイールとエアロパーツを纏い、NAのDOHCエンジン(145PS)を170PSにパワーアップしているんですが当時はこの170という数字、 フラッグシップモデルのVR−4と比べると、若干控えめな感じがしなくもないんですが(とはいえ当時の他社のNA2000CCエンジンと同等かそれ以上のパワーなんですけどね)、 なんか訳ありというか、只者じゃない感を醸し出しているような気がしまして、「車はパワーだけで語るもんじゃねーぜ」と主張しているようで、個人的には硬派なイメージを抱いていました。 カラバリも黒(ダークグレイか?)1色でしたし。
 その後、ギャランは再度MCされ、AMGはホイールのデザインが変更、更にTYPETとUの2グレードになって販売されました。  
 TYPETはMC前と同じ仕様なんですが、TYPEUはまあいわゆるお買い得仕様と言いますか、ホイール以外ほぼ外見は(内装もなんですが)2リッターFFのVZシリーズと同じです。




 キットはもうずいぶん前にハセガワから発売され、私も作ってアップしました。詳しくは こちら と言いたいところなんですが、見返してみたらあんまり大したこと書いてなかったな、すいません。
 で、当時から、やっぱりギャランと言えばVR−4かAMGだよな、と思っていまして、特徴的な星形のホイールも当時デボネアAMGで既に製作しており、「まあ、作れないことはないだろう」と思ってはいたんですけど、無駄に高い車高を下げるのがどうにも難しそうだったのと(しかも、足回りの華奢なハセガワのキットですし)、既に作品を自分のHPにアップしている方もいたりしまして、なんか出遅れた感じがして作るのは遠慮していました。




 それから10数年が経過、アップされていたHPもいつの間にやら消滅、他でもギャランAMGを模型で見る機会はすっかりなくなってしまって、「ようやく私の出番か」とばかりに製作を決意した次第です(何様だよお前は)。
 よくよく調べたら、2019年頃に某模型雑誌でプロモデラーの方が作っておられたのを発見しましたが、見なかったことにして(笑)製作を開始。
 まず、フロント、リアのバンパーを改修し、フロントのデュアルロードランプの位置を変更、サイドの波板状のモールド(当時流行ったんですよね、これ)をプラ板を貼り付けて埋めました。
 ノーマルだとやけに高かった車高も、若干下げました。実は私、車高下げはあんまり得意じゃないんですけど、思い切ってやってみたら何とか成功、三点接地とかならずに済みました。
 ホイールはノーマルのホイールをくり抜き、星形のディッシュに改修して装着しましたが、ツライチ過ぎて(つかちょっと出てるし)、もう少し奥へ引っ込める事ができればよかったかなと思います。
 特徴的なリアスポイラーなんですが、トランク周りに密着させるのが難しくて、プラ棒から削り出したり、エポキシパテを押し付けたり、紆余曲折の末なんとか形にしました。あんまり密着してないけど。
 内装は、バスタブタイプでドアのモールドが寂しかったので、ドアハンドルを追加して、テキトーな木目をプリントして貼り付けました。




 そんなこんなでやっとこさ完成したギャランAMG、最後発だからさぞかし出来はいいんだろうな、と思われるかもしれませんが、決してそういう事にはならないのがツライところですね(笑)。
 


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