TOPページへ アストンマーチン DB5
(リニューアル版)

童友社 1/24


 さて、リニューアルしましたアストンマーチンDB5です。実車の解説については今月(’12年12月号)発売のノスタルジックヒーロー誌に詳しく書いてありますんでそちらをお読みいただくとしまして(殴)、早速キットの話をしてみたいと思います。
 もともとこのキットは、童友社からギミック付きのそのものずばりボンドカーとして発売されていまして、それを当時ストレートに組んだ物です。当時は十分満足していましたが、反面「ここはもう少しなんとかなったんじゃね?」と思う部分も正直ありました。
 しかしながら当時はディテールアップするという考えはあまり持っておらず(技術もなかったし、ていうか今でもそんな変わってないけど)、フツーに完成してアップしていました。
 まあ、変更点としましては、塗装を明るいシルバーに塗り替え、各種ギミックをディテールアップあるいは追加しました、って簡単に書いてますけど、ホントに完成するのか自分でもよく分かりませんでした。
 あ、そうそう、Cピラーのフューエルリッドが再現されていませんので追加しました。写真見て、どっちに付いてんだろうって散々悩んだんですけど、両側にあるんですね。

 リニューアル前の作品も見てみる、という方はこちら。









 それでは、各部の特殊装備を御覧いただきましょう。
 センターコンソールのレーダースクリーン。ホーマー(発信機)からの電波を受信して対象の位置を特定します。
 ここはキットの物をそのまま使用。マップのデカールも付いてますが白地でしたんでクリアーグリーンを上から塗ってみました。


 アームレスト下にある、各種装備のコントロールパネル。これもキットで再現されているんですけど、なぜかアームレストそのものがなかったので追加。開いた状態で固定しました。

 レーダーアンテナ内蔵のフェンダーミラー。キットのパーツに穴を開けてそれらしく見せているだけです。実車(のレプリカ)は、この中でアンテナがクルクル回っているのが見えます。劇中での描写はありませんでした。

 ドア内張りに隠された無線電話。そりゃま、当時はケータイなんてありませんでしたから・・・。受話器はアオシマの西部警察サファリから流用。ボディをかぶせるときに干渉するのを恐れ、極力出っ張らないように作りました。

 

 

 
 回転式のナンバープレート。キットではフロントのみの再現でしたので、リアにも追加しました。ちなみにBMT216A(イギリス)、4711−EA−62(フランス)、LU6789(スイス)です。

 
 タイヤ粉砕スクリュー。左右に装備していますが、映画で使用したのは左側でしたね。これもキットでは差し替えで再現しています。ある解説書によると、約60センチ伸びるそうですが、内蔵する関係上、この長さにするのがやっとでした。

 
 スリップオイル(左)と撒きビシ(右)、あと煙幕。いずれも、敵の車両の追跡をかわすためのいわば三点セットですね。劇中では、スリップオイルと煙幕を使用。なお、煙幕はマフラー内に内蔵されているため省略。
 あ、テールランプのステーの塗装がはげてしまってますね。修正しなきゃ。


 油圧回転器(攻撃用バンパーガード)。敵の車に進路をふさがれた時、押し出して排除する、あるいは衝突を回避するためのアイテム(だと思います)。使い方がイマイチよく分からないのは、劇中で使用されなかったため。ええ加減な解説で申し訳ないです。本当はリアバンパーにも装備されているらしいんですが、同様の理由から詳細は私にはわかりません。キットの方もフロントのみ再現。リアに付けると、ボディとシャーシを合わせる関係上、マフラーにもろ干渉するんですよねー。

 防弾スクリーン。実車のはもうちょっと薄めで、こんな一枚板みたいにはなっていません。
 ちなみにウインドーガラスも防弾になってるんですけど、キットのクリアーパーツもかなり分厚くなっていまして・・・って別にそーいうのを意識して再現してるんじゃないですねこれは。


 射出シート。助手席の招かれざる客を座席ごと強制的に排除する装置。シフトレバーに内蔵されたスイッチで作動します。本当はバネ仕掛けで飛び出すようにしてみようかとも思ったんですけど、手作りのプラのパーツがバネのテンションに耐えられないだろうと思いやむなく省略。でも一応、取り外せるようにしてみたんですけど、ルーフの開口部の幅が狭くて、引っかかって出てきません(笑)。

 ウインカー奥に仕込まれた機関銃2丁。手持ちの資料には30口径(7.62ミリ)のブローニング機関銃を装備、とあります。ほとんど意地になって再現してみましたが、小さすぎて何がどうなってるのかサッパリわかりませんね。



JAMES BOND WILL RETURN
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