フェアレディZ(以下、Zと呼称する)が4代目にフルモデルチェンジしたのは、バブル景気も末期の1989年7月。歴代キープコンセプトで通してきたZでしたが、ここへきて一気に肥大し、よりゴージャスになり、スカイラインと並ぶ日産の看板車種として実に11年の長きにわたり生産されました(フルモデルチェンジする時期を逸しただけなんですが)。
ところが、2年のブランクを経てデビューした5代目、続く6代目は思いっきり「先祖がえり」したスタイルで登場し、当時、「この方向性はアリだよな」と思ったんですが今思うとこの4代目だけが異形というかやけに「浮いて」見えるような気がします。
と、いうわけでキットは久々のタミヤ製。従兄弟が放出したのをもらい受けましたが、作りかけて長期にわたって放置されていたもので、デカールもそろそろヤバイ状態になってましたんで急遽製作開始。特にこれといって問題はないんですけど、唯一気になったのがウインドーのパーツ。ボディとツライチになるようウインドーの部分を凸型に成型してあるんですけど、なぜか合いは今ひとつでしたね(特にAピラーとフロントウインドーが)。まあ、中古キットですからパーツの変形とかも考えられなくもないんで一概には言えませんが、サンルーフまで一体に成型されているもんだから、はめ込む時に割りゃしないかとヒヤヒヤしましたね。
ボディカラーは、昔この色に乗っていたという従兄弟のリクエストで、TSのマイカシルバーで塗装しました。あと、ツィンテッドガラス(フロント上部の青いボカシ)は、付属のデカールで対応できるんですけど、やけに濃いんでアオシマ製のスモークフィルム用のデカールを使用しています。
そーいやタミヤって、初代を除いて歴代のZをすべて1/24でラインナップしてるんですよねー(初代もあるけど、あれは1/12だからなー)。
せっかくニューZも出したんですから、再販すりゃいいのに、と思うんですが。 |