ご存知メル・ギブソンの出世作、「マッドマックス('79)」に登場した、600馬力のパトカーです。
それまでのアクション映画が色褪せて見えるほどのバイオレンスシーンは、
鮮烈に印象に残っていて、今でも大好きな映画の一つです。
何がいいって、凶悪な暴走族集団はともかくとして、マックスをはじめとする警官達がカッコ良すぎます。
それまで映画で見てきたアメリカンポリスもスマートでいいのですが、黒ずくめの革ジャンでキメた彼らは、
それを凌ぐ渋さがありました。
また、「マッドマックス」シリーズの舞台である「荒廃した近未来の世界」という斬新な設定は、
その後、数々の映画やマンガなどでパクられまくって(北○の拳とか、っていちいち言わんでよろしい)
ひとつのジャンルとして確立し、現在に至っています。
さて、模型の方はと言いますと、ベースはアリイのフォードムスタング(マスタングと呼ぶのは何となく抵抗がある)
マッハTですが、これってもともとオオタキのキットだったんじゃないでしょうか。詳しいことはよく分かりませんが。
実車のベースとなったのは、ムスタングのオーストラリア仕様であるフォードファルコンという車。
ムスタングはハッチバックなんですが、ファルコンはハードトップですので、ハッチゲートを埋めてリアウインドーとトランクを作り、
サイドウインドーも少し広げてみたんですけど、横から見ても全然わかりませんね。もっとリアウインドーを立てとくべきでした。
フロント部分は、プラ板を芯にパテ埋めで仕上げたので、カクカクしてます。
スーパーチャージャーは、バルサを芯に、プラ板で製作し、溶きパテでコーティング。
ビニールコードで配管しました。コグドベルトは、タイラップ(コードを結束するのに使ったりする、
ビニールのバンドです)を加工して使用しました。もちろん、見える部分しか作っていません(笑)。
あとは、左右8本出しのマフラーをランナーで製作、サイドに取りつけました(せめてプラ棒か、
アルミパイプぐらい使えよ、買う金ぐらいあるだろうに)。
塗装については、缶スプレーのブラックで全面塗装。本当は、濃紺で塗りたかったのですが、
適当な色を探すことができずに断念しました。ちなみに、実車のボンネット部分は、つや消しのブラックで塗装されています。
あと、フロントフェンダーに付くMFPのエンブレムも、形がよく分からなかったのでやむなく省略しました。
完成直前に気付いたんですが、実はこの車、重大な欠陥があるんです。何かというと、
8本出しのサイドマフラーのせいで、ドアが開きません(爆)。
まあいいや。黙ってりゃ、わかりませんね(^^ゞ。
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