TOPページへ 74式戦車
タミヤ 1/35
 ゴジラ(1984)以降、平成ゴジラ、ガメラシリーズに多数登場。性能面では90式戦車に劣るものの、 数の上ではまだまだ主力の座にあります。
 でっかい5個の転輪や、斜め後ろに伸びた無線のアンテナがSF車両っぽいし、 車体も自動車で言えば「5ナンバーサイズ」で、大きくもなく小さくもなく、実にバランスのとれた姿をしていると思います。
 まあ、旧西ドイツのレオパルドを横目で見ながら作ったような感じがしなくもないのですが、 それは言わないことにしましょう(だったら、言うなっての)。
 さて、キットなんですけど……ひえええっ、まっ緑(笑)。こんな色の戦車、アニメでしかお目にかかった事ないぞ。 実はこれも、20年ぐらい前に作ったものです。イヤその、昔「戦国自衛隊」を観に行ったら、 どうしても日本の戦車が作りたくなっちゃって。「戦国自衛隊に出てくるのは、61式だろーが」と突っ込まれそうですが、 61式は既にその時リモコンで持っていたんです。で、指定色はオリーブドラブだったんですが、 当時の陸自車両の写真を見てみると、褪色の関係でどう見てもオリーブドラブで塗ってあるようには思えず、 悩んだ末、パクトラのディープグリーンを筆塗りしたという次第です。今思うと、 現在の2色迷彩の指定色であるフィールドグレイの方がより近かったですね。
 手を入れた所はというと、まず、お約束の暗視装置のケーブルをありあわせのコードで追加(資料が乏しかったので、 形はテキトーですが)、ライトガードをアルミ缶を細切りして新造し、取っ手のたぐいを切れたギターの弦で作り直しました (廃物利用ばっかし)。
 ここまでやっといて、アンテナ基部のガードを作るの忘れてます。
 しかし、結構チャレンジャーだな当時の私。よくよく考えたら、昔は小遣いも少なくて、 しょっちゅうプラモも買えなかったから、こんな事をしてないと間がもたなかったんですよね、次のを買うまで。
 で、その頃培った技術が今のプラモ作りに活かされているのかというと、全然そんなことはないというのが辛いところ。 あの頃から、ほとんど進歩していないように思います。
 そんな訳で、公開するのも恥ずかしい出来なんですけど、いろいろ思い出があって、 お蔵入りするのもなんだったので。実は結婚する時、廃棄も考えたんだよなー。こんなんだったら、 捨てても別に惜しくないだろって?ほっといて(笑)。

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