TOPページへ マグマライザー
フジミ NON


 マグマライザーは、ウルトラセブンに登場する防衛組織 「ウルトラ警備隊」が装備する地底戦車です。
 全長24m、地上を時速100kmで走り、地中は25kmで掘り進む事ができます。
 出動の際はウルトラホーク3号の機内に装備されたコンテナに格納されて現場へ赴くのですが、実はこのホーク3号、 マグマライザーよりも全長が短いんですよね。ていうか、あのスリムな機体のどこにコンテナのスペースがあるのか謎ですが。
 まあ当時はこんな無茶な設定でもツッコむ奴はいませんでしたからねー、嫌な大人になっちまったなぁ(笑)。
 しかしなんと言ってもSF超兵器の必須アイテムといえば、誰が何と言おうとやっぱり「ドリル」。 この前時代的な回転体が先端に装着されているだけで、妙に男心をそそるというか・・・しかも敢えて螺旋を切ってないあたりが非常に未来的です。

 ドリル兵器の最高傑作といえば映画「海底軍艦」の轟天号。デビューはサンダーバードのジェットモグラよりも2年早いんですよ。 こいつがドリルをゆっくり回転させながら(しかも全く軸ブレしていない!!)出撃するシーンは鳥肌モノです。そーいや、これもフジミでキット化されてますね。





 という訳でキットの話。 先に発売されていたポインター号と同じくフジミ製です。バンダイで再販された昔のキットを作った事があったんですけど、やはり迫力が違いますね。 ノンスケールということになっていますが、先述の設定で比較すると、1/87ぐらいになると思います。あくまでもディスプレイモデルということで、 走行はしませんがドリルと車体左右のホイールが回転し、ムギ球が付属してましてライトを点灯させることができます(モーターは別売)。
 組立てに関してはギヤを多用してますんで少々ややこしい所があるかもしれませんが、主要なパーツはビスで留めるようになっていますんで、 落ち着いて組めば混乱する事もないでしょう。ギアのかみ合わせもきつ過ぎず、ゆる過ぎずで良好ですが、念のためにシリコンオイルを塗布してあります (昔はサラダ油を使用しろとか書いてあったんですけど、あれは年数経つとガチガチに固着するんだよなー)。
 シルバーのパーツは実はメッキでして、そのまま使用してもそんなに違和感はないと思いますが、敢えてTSのアルミシルバーで塗装し直しました。
 あと、操縦室に隊員が搭乗してますけど、元のパーツは抜きの関係でほとんどロボットみたいな造形ですんで、首周りなどを削り込んでとりあえず 人間が乗っている感じにしてみました。ユニフォームの塗り分けも忘れちゃいけませんね(笑)。

 完成してふと思い出したんですけど、そーいや私海洋堂の1/72のソフビキットも持ってたんだよな。どーすんだよ一体・・・。



 回転するドリル。これ見てると、あの、ミョーにカン高いキリヤマ隊長の声が聞こえてきそうです。 「マグマライザー、発進!!」
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