GTOがデビューする以前、三菱のフラッグシップといえば、このスタリオンでした。
デビューは1982年。当時としてはなかなかのパフォーマンスを誇った車で、
度重なる改良も受けてきましたが、今一つメジャーになりきれずに終わったような気がします。
同時期に発売されていた、セリカのXXとキャラがモロにかぶったのが災いしたのかも知れません。
とはいえ、当時私が一番乗ってみたかった車です。この頃の三菱車って、
どれも装甲車みたいなデザインでなんか好きだったんですよね。で、
どの車種にもターボ(しかもドッカン)がラインナップされていて、かなりの速さを誇ってました。直進なら。
さて、キットなんですけど、フジミ製スタリオンのグループA仕様です。
「レース仕様の車はあまり興味がない」と、どこかに書いたかもわかりませんが、
私の好きなレーサーの一人である中谷明彦の車であるということもあり(他に誰がいるのかって?そうですねー、
辻本征一郎。昔、「スーパーカークイズ」っていうテレビ番組で出題と解説をしていた人です。
現在は、日産レーシングスクールの校長をなさっているそうですが)、作ってみる気になったのです。
もともとモーターライズのモデルですから、シャーシのディテールは割とシンプルです、って言うより、
ボディとシャーシの隙間がすごい。ほとんど前と後ろだけで留まっている感じ。横から見ると、
タイヤハウスの所から向こう側が見えてしまいますので、プラ板で衝立みたいにしてふさいであります。
内装も素組みです。シートベルトぐらい追加してもよさそうなもんですが、今まで習慣がなかったので、
今回もそのままです。
デカールについては、マークソフターで定着させました。
デカールを曲面になじませる方法として昔から知られているものに、蒸しタオルを使用するというのがありますが、
今は、こんな便利な物が売ってるんですね(て言うか、昔からあったのに自分が知らなかっただけなのか?)。
もっと早くから使っていれば、レースカーもたくさん作っていただろうに。 |