セーラームーン ウェーブ　NON
車と戦車の他に何を作っているのかというと、実はこういう物もあったりします。初めて作ったフィギュアだけあって、 飾り台もちょっと奮発しました(笑)。 　フィギュアにハマったのは、あの阪神淡路大震災から数ヶ月後、神戸への出張がきっかけでした。 　それまでは、「大の男がお人形さんを愛でるとは、世も末じゃのー」などと思っていたのですが、 その割には「卒業」「ときメモ」「プリンセス・ミネルバ」などなど、いわゆるギャルゲーは大好きで、 セーラームーンも実は毎週欠かさず見ておりました、ハイ。 　で、神戸で仕事をしていて、久々にまる１日自由な時間ができたのですが、 まだまだ荒れている所も多くてあまり市内見物をする気にもなれず、大阪の梅田へと足をのばすことにしたのです。 　そしてふらりと立ち寄ったのが、プラモとガレージキットの専門店。決して広い店ではありませんでしたが、 品揃えは私の住んでいる地元の店とは比べ物にならず、「さすが大都会の模型屋はひと味違う」と、 すっかり舞い上がってしまいました。 　それまで、「いくら好きでも、これだけは作っちゃいけねぇ。 自分がダメになってしまう(既になってるっての)」と、アニメやゲームのキャラクターのガレージキット という物を頑なに拒否し続けていた私でしたが、 「モデラーたる者、どんな物でもそれなりに作れるようにならなければいけない。 まあ、せっかくここまで来たんだし、シャレのつもりで１つ２つ、買ってみるか」と、 あっさり路線変更。そして残る日程を消化して神戸での出張を終え、 家に帰っておもむろに作り始めたところ、これが意外に面白くて、 気がつけば「甘美なるフィギュアの世界」に、ドップリと首まで浸かっていたという次第。 これじゃ、ほとんど麻薬ですね。 　さて、キットはというと、練習ということもあって、バリ取り、 気泡埋め、サフがけ、塗装と、ごく普通に行い、変わったことは全然してません。 サイズが小さいので、エアブラシも使わず、すべて筆でベタ塗りしました。 肌の色は、要領がよくわからず、Ｍｒ.カラーのキャラクターフレッシュ１．２を適当に混ぜて塗りましたが、 仕上がってみると、なんか顔色悪いです(笑)。 とにかく、これをきっかけにフィギュアも作るようになったんですが、 何が転機になるのか、本当にわからないものです。