TOPページへ いすゞ ピアッツァイルムシャー
フジミ 1/24


 ピアッツァは1981年にデビューしましたが、 イルムシャーは、1985年11月に発表されました。ジウジアーロデザインの美しいスタイルを崩すことなく、 なおかつアグレッシブに仕上がっているのはさすがです(なんと言っても、あのヒトデ型のホイールカバーがかっこいい)。
 当時のキャッチコピーは、「ダンケシェーン、イルムシャー」。いきなりありがとう、って言われてもなー。
 いすゞ車って、昔から独特のスノビズムが感じられて、結構好きですね。乗ってる人が、やたら賢く見えたりして(笑)。

 キットはフジミ製。現在突然思い出したように再販されていますが、 そうとは知らずにわざわざ昔の売れ残りを買ってしまいました、しかも、こんな状態のヤツを・・・。
 出しゃいいってもんじゃない。ホント、当時はなんでもあり(苦笑)。 しかも、クリアーパーツはスモークがかかってる。ウインドーはいいとしても、ライト類はどうすんだ。

 いくら当時シャコタンプラモが全盛だった、つってもなー。 実車でもお目にかかった事ないぞ、こんな車乗ってるヤツ。
 実際、キットのシャコタン化には相当の無理があったみたいで、組立説明図を見てみると、 タイヤが干渉するらしくフェンダーの「内側を薄く削って下さい」などと、 さも当然のように書いてある。しかも前後とも。初心者にはキツいぞ、この作業 (この、薄くってのが非常にコワイ。ほんの少しだけ削ればいいっていう事なのか、 フェンダーがペラペラになるまで削れって事なのか、どちらとも取れるし。なんせフジミだからなー)。
 「何事も気合だぜ。そこんとこ夜露死苦」って事なんでしょうね(笑)。

 そんな訳で、どこぞのヨットスクールの校長みたいに、「私が直す」と製作を開始しましたが、 ただノーマルに「更生」したのでは面白くないし、純正のホイールもなかったので好きだった イルムシャーに改造してみることにしました。
 改造とは言っても、フロントとリアのスポイラーやドアミラー、ハンドルはポリパテを使用、 ホイールカバーはキットのホイールにプラ板をかぶせてあるだけです (これをリューターに取り付けて、ヤスリで丸みをつけました)。
 シートは、ジャンクパーツからレカロっぽい物を選んで取り付けました。
 今回は製作よりも資料集めなどに手間取り、古本屋通いに日数を費やしてやっと適当な資料が見つかったと思ったら、 今度は「irmscher」等のロゴをどうするか、って問題にぶち当たりました。 資料の雑誌からとりあえずスキャナーで取り込んで画像に起こし、ダメモトでホワイトデカールに 普通のプリンターで印刷してみましたが、インクをはじいて失敗。
 しょうがないので、フロントのISUZUのロゴだけシール台紙に印刷して貼り付けました。 あとは解決策が見つかるまでこのままにしておくしかありません。
 ところでイルムシャーバージョンは、当時発売されていたジェミニ、 アスカにも設定されてたんですけど、ぜひとも3台揃えてみたいものです(あとの2台、どーやって作るつもりだよ)。


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