1970年に開催された「トランズニックス第1戦」
富士100キロレースにおいて、並みいるトヨタ勢をおさえて見事優勝したのが、このマルゼンテクニカB110サニーです。
などと、偉そうに解説なんかしちゃってますけど、箱に書いてある説明を見て言ってるだけです、実は(殴)。
この勝利をきっかけに、B110サニーは長らくTSレース等で活躍する事となりました。
確か「サーキットの狼」の吹雪裕矢もハンドルを握っています。
エンジンは、L型と並んで名機の誉れ高いA12。OHVながら、チューニング次第で「へたなDOHCより回る」
との評判を得ていたそうです。
ドライバーは故 鈴木誠一選手。1973年にレース中の事故で亡くなったそうですが、
プロフィールはおろか、それまでの戦績もよく知りませんでした(後で調べましたが、生きてりゃウチの親父と同い年だな・・・)。
ホントは、私にはこのキットを作る資格ないかもしれませんね、こんなんじゃ。
じゃあなんで作ったのかって言うと、「この時代のツーリングカーが好き」という、
ただそれだけの理由です。昭和40年代の匂いというか雰囲気が、伝わってくるじゃないですか、こういう車を見てると。
圧倒的な速さで、洗練されたデザイン、派手なカラーリングの今どきのレーシングカーもカッコいいですけど、こういった車も、
味があっていいものです(今回、やけにロマンに浸っている)。
さてキットですけど、ピットロードから発売されていた物ですが、
おそらくもとのキットは童友社から発売されている「ノスタルジックヒーローシリーズ」
のサニーと同一の物ではないかと思われます(カタログには出てるんですけど、実際に店頭で見たことないので、確認できません)。
現在製品としてすぐ金型から起こせる物となると、ここのサニー以外考えられませんし。となると、
これも旧ヤマダ製なんでしょうか?疑問は尽きません。
いずれにせよ、相当古いキットがベースになっていますし、内装も上げ底ですので、
さすがに素組みという訳にはいきませんでした。
しかも私、レーシングカーなんてたまにしか作りませんからねー、大変でした。
|