TOPページへ マルゼンテクニカ サニー
ピットロード 1/24


 1970年に開催された「トランズニックス第1戦」 富士100キロレースにおいて、並みいるトヨタ勢をおさえて見事優勝したのが、このマルゼンテクニカB110サニーです。 などと、偉そうに解説なんかしちゃってますけど、箱に書いてある説明を見て言ってるだけです、実は(殴)。

 この勝利をきっかけに、B110サニーは長らくTSレース等で活躍する事となりました。 確か「サーキットの狼」の吹雪裕矢もハンドルを握っています。
 エンジンは、L型と並んで名機の誉れ高いA12。OHVながら、チューニング次第で「へたなDOHCより回る」 との評判を得ていたそうです。
 ドライバーは故 鈴木誠一選手。1973年にレース中の事故で亡くなったそうですが、 プロフィールはおろか、それまでの戦績もよく知りませんでした(後で調べましたが、生きてりゃウチの親父と同い年だな・・・)。 ホントは、私にはこのキットを作る資格ないかもしれませんね、こんなんじゃ。

 じゃあなんで作ったのかって言うと、「この時代のツーリングカーが好き」という、 ただそれだけの理由です。昭和40年代の匂いというか雰囲気が、伝わってくるじゃないですか、こういう車を見てると。
 圧倒的な速さで、洗練されたデザイン、派手なカラーリングの今どきのレーシングカーもカッコいいですけど、こういった車も、 味があっていいものです(今回、やけにロマンに浸っている)。

 さてキットですけど、ピットロードから発売されていた物ですが、 おそらくもとのキットは童友社から発売されている「ノスタルジックヒーローシリーズ」 のサニーと同一の物ではないかと思われます(カタログには出てるんですけど、実際に店頭で見たことないので、確認できません)。 現在製品としてすぐ金型から起こせる物となると、ここのサニー以外考えられませんし。となると、 これも旧ヤマダ製なんでしょうか?疑問は尽きません。
 いずれにせよ、相当古いキットがベースになっていますし、内装も上げ底ですので、 さすがに素組みという訳にはいきませんでした。
 しかも私、レーシングカーなんてたまにしか作りませんからねー、大変でした。

目次へ戻る