TOPページへ M270  MLRS

ハセガワ/ドラゴン 1/35



 M270MLRSは米軍が開発した多連装ロケットシステムで、本国では1982年から配備が開始されました。
 一般的な火砲と違い、複数のロケット弾を遠距離から発射することにより、広い面積を一度に制圧することができます。
 自衛隊ではでは従来から装備されていた「75式130mm自走多連装ロケット」の後継として、1992年から配備が開始され、正式な呼称は「多連装ロケットシステム 自走発射機M270 MLRS」なのですが、長いので(笑)以下MLRSと呼ぶことにします。





 対ゴジラ戦では、「ゴジラ対メカゴジラ(2002の方)」「シン・ゴジラ」などに登場しまして、TDF(東宝自衛隊)オリジナル装備「24連装ロケット砲(通称ポンポン砲)」の後継機(まあ、パトリオットとかもあるにはありましたが)として活躍しています。





 さて、キットの方なんですが、香港のドラゴンモデルズが製造、ハセガワが輸入、販売したシリーズのキットのうちの1つ(合ってますよね?)。
 これも、どこで買ったのかすっかり忘却の彼方。買ったはいいけど、あまりのパーツの多さに恐れをなして、長らく押入れの奥に隠蔽していました。
 とはいえ、「今作らなかったらもう一生(以下略)」という訳で、製作に着手した次第。連結式の履帯の製作も経験しましたんで、まあ、なんとかなるかなと。
 操縦席とランチャーはほぼほぼ箱組みで、部品の合いも良好でした。
 画像では閉じられていますが、ハッチやフロントウインドーのシールドが開閉します(ドアは選択式)。
 前に作ったシャーマンよりはマシなんですが、やっぱり難易度は高めだと思いました。
  で、このMLRS、西側諸国に配備され、キットも一応各国の軍隊のカラーリングで作れるようになっていまして、自衛隊仕様のデカールも付いているんです が、そのまま組むと自衛隊仕様とは若干違う仕上がりになりますので、アンテナ基部(肝心のアンテナは付けていませんけどね)、ライトの配列などを改修し、 履帯の前後に装着しているゴム製の泥除けを追加しましたが、ライトガードはどうしても付けられずに断念しました。
 色はタミヤのラッカー塗料の濃緑色と茶色(自衛隊用)を使用し、2色迷彩にしましたが、なんか日に焼けた感じで、色が薄い気がしなくもありません。
 マーキングですが、キットの日章旗は使用せずに、実在する部隊の車輌を参考にして番号を切り貼りしました。
 そーいや、他の人が作った画像を見てみると、みんなランチャーを上げた状態で固定できてるんですけど、私の作った奴は固定できないんですよね。どこがいけなかったのでしょうか。





 


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