TOPページへ いすゞ  ジェミニイルムシャー

ハセガワ 1/24



 2代目ジェミニは1985年5月に登場、当初は初代ジェミニも併売されていたため、FFジェミニと呼ばれていました。
 初代もグローバルカーと呼ばれるだけあって日本車離れしたスタイリングでしたが、この2代目もオシャレというか、気品すら感じますね。  それもそのはず、デザインはジウジアーロの手によるものでして、「乗ってる人のIQが高く見えるクルマ作り(だから、目指してないっての)」 のポリシーがここでも活かされています。
 そしてジェミニと言えば、あのCM。やってることはアクション映画に勝るとも劣らない過激なカースタントでしたが、 映像からはそんな危険さを微塵も感じさせることもなく、軽快な音楽にのせて優雅に宙を舞うジェミニの姿は当時、大変話題になりました。



 そして、1986年に登場したZZに代わるジェミニのス ポーツモデルが、このイルムシャー。当初は1500ターボのみの設定でしたが、 後に1600のDOHCエンジンを搭載したモデルも追加されます。
  スポーツモデルらしく、外観もフルエアロを纏っていますが、バカっぽさを微塵も感じさせない端正なデザインです。
 パワーも必要十分、ていうかむしろ控えめで(確か、1500のターボで120PS)、各社の馬力競争にあえて乗らなかったところも評価に値しますね。
 とはいえ次の3代目はグリルレスのやや前衛的なデザインに変わってしまい、イルムシャーに至ってはシレッとリッター100馬力越えまでかましてしまい、 ジェミニですらこのトレンドに抗うことはできなかったか、とちょっと残念に思いました。








 さて、キットはハセガワ製。'87年2月にMCされた後期 型のモデル化です。てっきり1500ターボのモデル化だと思っていたんですが、DOHCの方ですね。
 そりゃまあ、実車の方も本気で欲しいと思っていましたし、プラモだってなんかの間違いでモデル化されたらいいな、ぐらいは思ってましたよ。
 まさか、ホントにモデル化されるとは思ってませんでした!!しかもハセガワのヒストリックカーシリーズからリリースされるとは(ここから出るのは'70 年代の車だけだと思っていましたから)。
 いやホント、待った甲斐があったってもんです。
 というわけで、思わず2個買いしてしまいましたが、こんなもん、放っといたら誰かがやるだろう、やるなら今しかない、と思い1台はハッチバックに改造し ました。
 ブログにも書いたんですけど、サイズ的にはセダンもハッチバックもほとんど同じですんで(全長だけがハッチバックの方がリアのオーバーハング分短い)、 サクッとできるかなと思ったんですが、そこはハセガワ。ボディの肉厚がかなり薄くて、「やっぱりハセガワのキットは改造には向かねー」と改めて思い知らさ れました。
 色なんですが、いずれもタミヤのスプレー塗料。セダンはダークブルー、ハッチバックの方はブライトレッドを使用しました。
 とはいうものの、ダークブルーの方は普通に吹いたらほとんど真っ黒けになってしまいましたんで、ブルーを混ぜてエアブラシで塗装し直しました。
 あと、塗装なんですけど、2台ともかなり失敗してまして、補修とタッチアップの嵐なんですなこれが。とても褒められた出来じゃないんで、1500のイル ムシャーかハンドリングバイロータスが出たら、リベンジしてみたいんですが・・・出ますよね?(なんて言ってたらホントに出てるし)



目次へ戻る