TOPページへ 三菱エクリプス その2
 今回製作したキットは、不良在庫一歩手前だったこちら。それにしても、レジンでも簡単に抜けそうな形ですね。
 え、じゃあ抜いてみろって?いえ、やった事ありませんけど。

 まず、ゾロッと裾の広がったエアロパーツを落としています。バンパーの開口部もだいぶ位置が違っていましたので、移動しました。

 次にうしろ。シャーシの内側へ絞り込むような感じで削りましたが、独特のプリッとした感じが出せませんね。

 そして、サイドスカート。ボディサイドからハミ出してるのが、思った以上に目立ってます。サイドを絞り込むのを忘れて、先にパテを盛ってしまったのが原因なんですが…。実車はコークボトルラインというか、もっと抑揚がありまして、再現しようと思うとドア全体を加工しないといけません。ていうかそんなの無理だし。
 あるいは、フェンダーにパテを盛ってバランスを取るか…余計面倒くさいですね。

 ボディのカットビぶりとは裏腹に、内装は意外にもノーマルでした。バリバリの走り屋仕様だったらと思うとゾッとしますね。軽自動車並みにペラペラだったシートをボリュームアップ。ハンドルも作り起こしました。

 ヘッドライトを仮組みしてみたところ。おそらく、むこうの保安基準の関係だと思いますけど、全然形が違うんですよね。なんか、ホンダ車ぽいです。
 日本仕様は柿ピーの柿の種のような形というか、もっと緊張感のない顔つきです(笑)。


 先にボディの方を作って、レンズをジワジワと削って現物合わせするという、実にまどろっこしい方法で改修しましたが、うーん、まだまだ精悍な感じが漂ってます。実車はもっと、しまりのない表情なんですが・・・(そこまで言わんでも)。

 全体の大まかな形が出ましたんで、徐々にディテールアップしていきます。言い忘れてましたが、リアスポイラーも出来てます。

 ホイールとタイヤです。扁平率はともかく、かなり細いです。日本のキットのタイヤの2/3ぐらいしかありません。
 当然、要交換なんですが、迷った末、オプションで設定されていたBBSのメッシュ(アオシマ製 BBS RG)を履かせる事に。
 やはり、「迷ったらメッシュ」ですね。



 太いタイヤを履かせるため(もちろん、我々の感覚からすると普通サイズなんですが)、 足回りを改修しました。ホイールの当たる部分を目一杯削ってあります。ピンも接着してありますんで、タイヤが回転しないのが残念なところ。フロントに至っては、ステアすらしません。

 カセットテープのケースから、フォグランプのレンズを現物合わせで削り出してます。

 そうこうしている間に、運転席まわりはほぼ完成です。

 おそらく最後の難関、リアのコンビネーションランプ。当然、両端のウインカーはオレンジ色なんですけど、ご覧のとおり赤のクリアの一体成型です。向こうの仕様がどうなっているのか知りませんけど・・・うーん、なんだかなー。
 仕方がないので、ウインカーの部分は1.7ミリ(2枚重ね)の透明プラ板から削り出し。元のクリアパーツともビシッと・・・合うわきゃありません。

 完成直前の1枚。ドアミラーはフジミのエボ[(で余ったパーツ)から。形状が同じなので接着面を加工するだけで付きます。ワイパーは左ハンドル用のジャンクが払底してましたので、今回はエッチングパーツを使用しました。

 と、言うわけで完成です。
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