シーラカンスと呼ばれた初代デボネアが発表されて
22年後の1986年、満を持してFMCを受けたのがこのデボネアVです。
なにせ先代があんなでしたから、デビュー直後は随分と垢抜けて見えたものでした。
当時のイメージキャラクターが井上道義ってのが、もうなんて言うか・・・シブ過ぎます(指揮者)。
で、その中でなぜかスポーティモデルとしてラインナップされていたのが、このデボネアV3000ロイヤルAMGです。
とにかく、AMGが手掛けたエアロパーツのエゲツナさは、他の追随を許さないインパクトがあります。
ほとんど装甲車。個人的には嫌いじゃありませんけどね。
それだけならコレほどまでにイロモノ扱いされることはなかったと思うんですが、
一番の問題点は、中身がオヤジ車のままだった、という事に尽きるんではないかと思います。
せめて、動力性能がシーマ並だったら、もっと売れていた・・・かもしれません。
とにかく、コレのお陰でデボネアVはレアカーの話題になると必ず槍玉に上がる不遇なクルマになってしまいました。
キットは、タミヤのボルボ850エステートから改造しましたが、いやぁ〜、実に強引ですね。
とにかく切った貼った、削った盛ったの繰り返しで、ニッパーより、ヤスリを握っている時間の方が長かったりしました。
しかしこういう改造は、ある程度割り切らないといつまでたっても完成しません。タレントのモノマネと同じで、
骨格自体が違うんですから、特徴さえ押さえておけば充分じゃないかと思いつつ製作しました(ヘタレだねー)。
いつになったら「モノマネ」から「美容整形」の域に達するんだろう。 |