TOPページへ ソビエト重戦車 アポカリプス ver2.0
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 えーと、こちらがですね……ソビエト軍の重戦車、アポカリプスなんですが。
  ………。
 うーん困ったな、このキットのこと、スペックを含めていろいろ分からなさ過ぎて、これ以上解説のしようがないや。
 もちろん、実在しない架空の車両なのはよくわかっています(そもそもソビエトなんか、とっくの昔に消滅しちゃってますし)。
 しかもこの戦車、いつごろのなんていう映画のこういうシーンに出てたとか、 原作者が誰それのマンガがアニメ化されてその作品の第何話に登場した車両であるとか、 そういった出所もわかりません。
 おそらく、このメーカーのオリジナルデザインの兵器なんじゃないかと思います (万が一違っていたら是非教えていただきたい)。
 そういえば、昔からよくありましたよね、SFキットでこういうの。



 初めてこのキットを目にした時、思わず 「うおっ」と声が出てしまいました。これだけ設定だ考証だと小うるさい今の時代に、よくこんな荒唐無稽なキットが出せたもんだなと。
  しかも実在していてもおかしくないんじゃないかってぐらいのリアルさで、とにかく、見た目のインパクトが絶大。 重戦車と言うだけあって巨大な車体に強力な武装が満載、もうほとんどラーメンの 「大盛り全部乗せ」状態(なぜラーメンに例える)です。1/35なのに箱もやたらでかいし。
  極めつけはフロント部のブレード。もう、車両全体から凶悪なオーラが漂っています。

 そんなの見ていたら、なんかいろいろ妄想が膨らむ訳でして。
 おそらく、この戦車が実在しているそちらの世界線ではソビエトって国も存在していて、それどころか世界の覇権を握っているのかも知れない。  昔観たSF映画で、「1984年」ていう作品がありまして、その世界観は、科学が発達したきらびやかな未来都市ではなく、 かと言って法や秩序が崩壊したヒャッハーな世界でもなく、大衆は厳格に統率、管理され、反逆者は洗脳か処刑されるという世界で。 いわゆるディストピアですね。
 まあそういった、キットから放たれる禍々しい雰囲気に思わず惹かれてしまい、気付いたらそれを持ってレジへ向かっていました。 ああっ、また手が勝手に(笑)。



 そして、少しの間を置いた後 (製作中のキットがありましたし)いよいよ製作開始。
 今時の組立説明書のあるあるなんですが、組立ての手順が図示されているだけで、注意点とかの文章が書かれていない物が多いですよね。
 このキットもそうなんですけど、それだけじゃなくて「ここの部分は何色で塗れ」的な塗装の指示が全くない。
 それどころか、車体の基本色すら説明なし。中国語の説明があるかと思えば、LEDとか電池とかの配線の説明でしたし。
 これはひょっとして、「箱の絵を見て色を塗りましょう」ってヤツか!?
 昭和か。
 ここまで来たらこっちもすっかり開き直ってしまい、
「上等だよ、そっちの指示がないならこっちで好きにやらせてもらうぜ。 どーせ実物なんかないんだし、ツッコむ奴はいねーだろ」
と。実車だったら、「この車両は○○軍の第○連隊に所属していた○号車で、19XX年のどこそこ戦線に投入された車両で…」てな感じで、考証とか面倒臭くてしょうがないんですけど、架空の車両なんだからそんなことを気にする必要は全くありません。
そう考えたら、なんか気が楽になりまして。考証とか設定とかまるっと無視したら、製作そのものに没頭できる訳ですし。




 そう割り切って組立てを始めたんですが、 パーツ数がやたら多くて(特に履帯が)嫌になるほど作り応えはあるんですけど、部品の合いはいいし、あんまり苦にならない。
 しかもこのキット、「動く所は動かす、光る所は光らせる」という、昔のアオシマみたいなサービス精神で、砲塔、砲身、機銃、ミサイルポッド、 前部のブレードなんかが可動、灯火類はLEDで点灯可能、しまいには音声ユニットまで内蔵していて、ロシア語でなんか喋る、 なんてギミックもあります(グーグル翻訳試してみたけど、何言ってんのか分からなかった)。とにかく、作っててやたら面白い。
 ちなみに、車体左後部の木箱には、ウオッカが入っています(飲酒運転ダメ!ゼッタイ!!)。
 結局カラーリングなんですけど、ドイツ戦車の基本色、ジャーマングレーで塗装。砲塔の赤色部分は別パーツになっており、 あらかじめ塗装して後から接着すればいいのでその点も楽。
 ただ、デカールも付いてるっちゃ付いてるんですけど、一部を除いてなぜか片側に貼れる分しかなく (つまり、車体の左右に貼ろうと思うと同じ物が2枚必要)、省略しました。しかし、マーキングとかなくても十分リアルです。
 後はウェザリングを施して、堂々の完成となりました。
 なんか矛盾もいいとこなんですけど、こんな車両が跋扈しているであろう自由のない未来世界に恐怖しつつ、 様々な縛りをまるっきり無視して作るのは純粋に楽しめました。
 いやほんと、自由っていいですね。

 それでは、装備している武装とか、可動部分について若干の説明を。

 
 砲塔の回転、主砲の上下。ここら辺ははまあお約束ですね。 最近のトレンドから、口径は125ミリと推定。
 前照灯と探照灯はLEDで点灯。赤色ってのがなんとも不気味ですが赤外線を使用しているって事なんでしょう。


 
 砲塔左右のミサイルポッド。地対地なのか、 地対空なのかは不明。

 
 砲塔上部の重機。 おそらくファランクスみたいに、目標を自動で捕捉、追尾するんでしょう。
 あと、砲塔左右の機銃。これも可動します、地味ですが。

 
 前部のブレードが上下します。

 
 こちらは、車両じゃなくて乗員の燃料(笑)、 ウォッカの瓶です。ラベルを作ろうと思ったんですが時間的な都合で白デカールを貼ったのみ。
 ちなみに私が普段愛飲しているのは、ジムビームかティーチャーズのハイボールです(誰も聞いとらんわ、んなこと)。


 で、追記。
 お気付きの方もいるかと思いますが、この戦車、「ver2.0」と表記されていますよね。
 じゃあ「ver1.0」があんのかと聞かれたら、実はあったんですよこれが。なぜもっと早く気付かんかったのかと。
 まあそれについては、いずれまた別の機会に。

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