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ニッサン フェアレディZ バージョンST
タミヤ 1/24
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5代目フェアレディZ(Z33)は、2002年7月にリリースされ、
初代から一貫してロングノーズ・ショートデッキのスタイルを維持し続けてきたのですが、代を重ねるたびに時代に合わせたスタイルに変化し、
これの先代のZ32に至っては「おおー、これがZの最終形態か」と思わせるほどの変貌を遂げました。
で、Z32の生産終了から2年のブランクを経て登場したこのZ33なんですが、Z32の持っていたバブリーさはすっかり影を潜め、
軌道修正というか原点回帰というか、なんか一気に先祖返りしたような気がしましたね。
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当時、職場でこの型のZに乗っている方がいまして(地方なのでもちろん通勤に使用)、
ご本人が結構ダンディ(死語)だったこともありまして、それはそれはカッコ良かったんですよね。
まあその頃の私はといいますと、既に三菱乗りだったのであんまり影響を受けることはなかったんですけど、当時はガソリンが異常に高騰していた時期で
(ヘタすると今よりも高かったかもしれない)、ハイオク仕様のターボ車に乗っていた私はハイオクを給油し続けるのがだんだんキツくなってきて、
仕方なくレギュラーガソリンを入れて乗っていました(その頃私は単身赴任でして、週1で高速かっ飛ばして自宅に帰ったりしてましたので、経済的にまあいろいろと・・・)。
ところがその方は(もちろんZもハイオク)、
「惚れ込んで買って乗ってるんだから、妥協してレギュラーを入れるつもりはない。たとえリッター200円になってもハイオクを入れる」
と言ってたのを聞きまして「この人は本物の漢だ」と思ったものでした(笑)。
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さて、キットの話。
こちらは今年(2025年)の柏崎模型展での頂き物です。
誰も手を出さないような一癖あるキットも面白いんですけど、たまには
(ザ・スタンダード)とも言うべきタミヤのキットもいいんじゃないか、と思い選んだ次第。 まあ、本音を言えばもらったキットはちゃんと作って次回の展示会で披露する、というお約束というか、習慣にしていましたので、確実に完成できるキットがいいかなと思った、っていうことがありまして。
もちろん、もともと作ってみたかった、というのもあるんですけどね。
でもって、帰ってから早速作り始めたんですが、これがもう見事なまでにディテールアップというか、手を入れるところがない。
いや、それが別につまらないとかそういうことじゃなくて、何の迷いもなく完成まで持っていけまして、やっぱタミヤのキットはこうじゃなきゃいけない、と思いましたね。
強いて言えば、悩んだのがカラーリングで、私はオレンジで塗るつもりだったんですが、キットの説明書での色指定はなぜかX-34のメタリックブラウン。
メタリックオレンジないの?と思ったんですが、LPでもTSでもちゃんとラインナップされていまして、
個人的にメタリックブラウン=オヤジ車というイメージが強かったこともあり、初心を貫いてメタリックオレンジで塗装しました。
あと、なぜか装備されていなかったアンテナを追加しました。これでもちょっと太いんですけどね。
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