TOPページへ M32 戦車回収車

アスカモデル 1/35



 M32戦車回収車は、M4シャーマン戦車をベースに開発された車両で、戦車回収車とは、故障した戦車をけん引したり、エンジン交換等の修理(しかも現場で)を任務とする車両です。
  自衛隊には、M4A3E8の供与に伴い、約80両が供与されました。
  さすがに、ゴジラ映画には出てきませんけどね(笑)。




  通常、新型戦車の開発に伴い、戦車回収車も新型に更新されるのですが、61式戦車が登場した際は、予算的な問題で戦車回収車の更新が進まず、引き続きこの 車両が運用されたそうで、全車が退役したのは1980年だったとの事。私はてっきり、供与されたのはごく少数で、すぐに退役したものだとばかり思っていた のですが(だってベース車両が初期生産型のM4A1ですし)、意外と、ていうかやっぱり自衛隊、物持ちがいいですね。
 現在同車両は富士駐屯地に保存されているそうです。




 キットはアスカモデル製、ここのキットは作るの初めてですね。
 M32って、確かイタレリでも発売されていまして、中古屋で見た事があったんですけど、いっその事そっちを買って自衛隊仕様にしてしまおうか、と一瞬考 えた事もあったんですけど、こちらからリリースされているのが分かりまして、いや、ホント早まった事をしなくてよかったと胸をなで下ろしています(笑)。
 で、いざ組み立ててみると、戦車のキットをベースにしただけあって、部品が余ること余ること。しかも装備が盛りだくさんで、パーツ切り出しのたんびに、埋もれたM32のパーツを探し出すのにやたら手間がかかりました。
 また、組立説明書も本国仕様(前半、後半の2部)+自衛隊仕様の補足説明、という構成で、補足説明を読み飛ばして慌てて戻ったりと、なかなか手ごわいキットでした。
 塗装は、TSのオリーブドラブ2を使用、ウェザリングマスターで僅かながら汚しを入れました(ほとんど工場ロールアウト状態ですが)。





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