第14番、蔵       

山号庵名  万機山 蔵鷺庵(ばんきざん ぞうろあん)

(地元では万機庵と呼び、また、蔵六庵ともいう。)

    曹洞宗

    十一面観音菩薩

所在地  511-0851 桑名市西別所

               画像をクリックすると、跡地に残る墓碑などの拓影がご覧になれます。

 

御詠歌 おこるとも隠して罪は作るなよ 我が身の上の六のさかひに

 明暦元年(1655)新屋敷の楊柳寺6世の万機和尚が、西別所外れの山裾に建てた庵である。万機和尚は真田幸村の三男で、30年間楊柳寺の住職を務め、ここを隠居寺とした。4.3反(約390u)の境内には観音堂があり、十一面観音像が安置されていた。

 明治初めに無檀家の理由を以て廃庵となり、現在、跡地は竹林となっている。『無住無檀寺院明細帳』には創立後の「庵主交代履歴不詳」とあるが、跡地に残されている15基の墓石の中に、万機和尚の他、7世雪潭・9世江州・10世天倫・11世孝林・12世(氏名不詳)・20世花山の住職の名があり、楊柳寺を退いたのち、当庵へ移り、この地において示寂したものと思われる。

 西別所の浄土真宗本願寺派の照林寺は、萱町にあった西御坊、法盛寺の塔頭であった。明治45年(1912)念仏道場があったこの地に寺を移したものである。その際、廃庵となった蔵鷺庵の建物の一部を庫裡として移築している。さらに同庵に安置されていた阿弥陀如来像と十一面観音菩薩像も移安され、別壇に護持されている。


第14番、蔵鷺庵の位置図は、  をクリックして下さい。

第15番、延寿院へ   第13番、勧学寺へ