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スズキ
ワゴンR RX
フジミ 1/24 |
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初代ワゴンRは、93年9月にデビュー、それまでの「小さい、狭い、女性が乗るもの、等々」といった軽自動車のイメージを根底から覆して大ヒットしました。
それ以前から、ワンボックス車ではない背の高い軽ワゴンはあるにはあったんですが、どれも既存ののボンバン(ボンネットバン)をベースにしてルーフをかさ上げした物ばかりで、スタイルもなんか歪で、とてもヒットするまでには至らなかったようです。
ところがこのワゴンR、道具感を感じさせる直線的なスタイルで男女問わず受け入れられ、今や軽と言えばこういったハイトワゴンを思い浮かべる人が殆どな
んじゃないかってぐらい主流になってしまい、派生した軽SUVの登場もあってあれだけ隆盛を極めたボンバンがもはや営業車にしか見えないぐらい隅に追いや
られてしまいました。
そのボンバンも、登場時は革新的な車として爆発的な人気を誇っていたのですが、その火付け役はやっぱりスズキ(初代アルト)だった、ってことを考えますと、なんか因縁めいた物を感じますね。
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改めて見てみると、初代の外観はヒカリモノを極力排して、貨物車然とした雰囲気ですね。
思えば、ステップワゴン(古くは日産のプレーリーなんかもそうですが)も、初代は貨物車にしか見えませんでしたが、今やこれでもかってぐらい煌びやかになりました。まあ当時は、今ほどメッキパーツが流行っていなかった、てのもありますが。
個人的には、現在、そしてこれからも軽自動車の主流となり続けるであろう革新的な一面と、クルマを単なる「人、モノを運ぶ道具」にしてしまった(て言うか、世の人々に気付かせてしまった)という、功罪併せ持つクルマであると思います。
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キットはフジミ製。これもいつだったか、どっかの模型屋に立ち寄った際、特に買う物がなくて店から出るに出られず、苦し紛れに買ったものです(笑)。
まあそんな経緯で買ったものですんで、作る機会を逸して10年近く積んでいましたが、ちょうど今、数年に1度ぐらいの割合で訪れる軽自動車のマイブームの只中で、この機に乗じて作らなきゃもう作る機会はないだろう、と思い着手しました。
前回作ったスバルや今作っている車、いわゆる「サブロク軽」との大きさを比較してみたかった、というのもあるんですけどね。
ほとんどストレートに組んじゃいましたんで、特に解説するところはないんですが、フロント部分はメッシュに張り替えました。
色は手持ちのタッチペンからダークグリーンをチョイス(何用か忘れた)してエアブラシで塗装しました。
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