TOPページへ 日産 レパードTR-Xターボ
タミヤ 1/24


 初代レパードは1980年9月、日産の高級パーソナルカーとしてデビューしました。普通に読めばレオパルド。モデラーの方ならレオパルドと言ってまず思い浮かぶのはドイツ軍の戦車、特撮オタファンの方なら日本版スパイダーマンの操縦する巨大ロボットですよね(ロボットはレオパルドン、ですけど)。
 グレード名のTR-Xは「トライエックス」と読ませるらしいんですけど、トライエックスと聞くと私は昔の東芝のBCLラジオを思い浮かべてしまうんですが、この東芝のトライエックスも2000と1600の2種類ありまして、なんかまるでクルマみたいですね。
 ちなみに私が当時持ってたのは(今もあるけど)サウンドナナハンのGSで、ってもういいか。
 カメラに詳しい方ならコダックのフィルムの事だと思うんでしょうか?え、ネオパンしか使ってませんかそうですか。


 先進装備を満載し、当時のデザイントレンドだった、直線的なスタイルと広いグラスエリアが特徴で、トヨタのソアラより約半年早くデビューしたんですが、販売面では後出しのソアラに完全にしてやられてしまいました。
 この関係、後のインフィニティQ45とセルシオにもあてはまると思うんですけど(こちらは同時発売の真っ向勝負ですが)、地方のユーザーのハートをがっちり掴む高級感の演出は、さすがトヨタというしかありませんね。
 その後もレパードはソアラの後塵を拝し、迷走を続けたのはご存知のとおり。とはいえソアラの方も3代目あたりから、どんな人をメインターゲットに設定しているのかよくわからなくなってしまいましたが。
 ちなみに、イメージキャラクターは若大将こと加山雄三氏。若々しく、そして落ち着いた高級車のイメージとよくマッチしていると思います。ていうかこの人、他の車のCMにも出てたような気がしますが、なんだったかな。



 さて、キットはタミヤ製。実車は2ドアと4ドアが用意され、しかも販売チャネルの関係で角目2灯と角目4灯の顔違いでリリースされてまして、キットも同じく2ドアモデルの280X SF-LとTR-Xターボの2種類がラインナップされています。
 現在のところ両方ともカタログ落ちしているみたいなんですが、希少さで言えば角目2灯の280X SF-Lのがレアだそうでして、このTR-Xはそれほど大した物じゃないみたいですから、探せばどっかで見つかるんじゃないでしょうか。そのうち再販かかるかもしんないし。
 ところが、いざ中身を見てみたら両方のパーツがコンパチでセットされてましたんで、280X SF-Lに組もうと思えば組めそうですね。デカールがないからやりませんけど。
 とはいえ2灯の方はちゃんとメッキのリフレクターと、クリアーパーツのレンズがセットされているのに、なんでTR-Xのライトのレンズはメッキで再現したんでしょうか。いくら30年前のキットとはいえ、当時リリースされたキットでライトレンズがメッキだったのって、ヤマダのキットか、あとオオタキのセドリックぐらいしか思いつきません。今時(ていうか当時のレベルでも)これはキビシイんじゃないかと。
 そんな訳で、ライトのレンズはモデラーズ製に換装、後はストレートに組みました。
 あと、ずっと以前に910ブル作って感動したのがサンルーフ。レパードにも装備されてましたんで開けてみましたよ。指一本でスイスイ開閉するスムーズさは健在でしたね。ただ今回はちょっとチリが合いませんでしたので、撮影時に天井裏にマスキングテープを貼り付けて無理矢理フラット化しています(笑)。
 色は、スープラで使ったタッチペンのトヨタ用レッドマイカがまだ残ってましたんでエアブラシで吹いて在庫処分。本来その後デカールを貼ってクリアーをかけてペーパーで研ぎ出し、最後に窓枠などを塗装、という過程を踏むんですけど、今回どういう訳か窓枠やサイドのベルトライン(つや消し黒)を先に塗ってしまい、同じところを(反転して)2回もマスキングしなければならないという、非常にめんどくさいミスをやらかしてしまいました。
 クルマなんかもう何十台と作ってて、手順もしっかり覚えているはずなのに、なんで今さらこんな間違いするんだろ。参っちゃいますね、てへぺろ(てへぺろじゃねー!!殴)



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