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ホンダ
ステップワゴン Gタイプ
フジミ 1/24 |
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ステッ
プワゴンは、1996年5月にデビュー、当時ホンダが提唱していた「クリエイティブ・ムーバー」の第3弾として発売されました。
それまで、私のホンダ車のイメージといえば、「ケツをどんだけ床面スレスレに持っていくか」とか、「ダッシュボードをどんだけ膝元まで下げるか」とか、
「車重はとにかく1トンを切る」とか、「多少トルクが細くてもモーター並に回るエンジンを積む」みたいな車を作るのが好きなメーカーでそれでこそホンダ車だ
と思っていまして、まさか(軽自動車は以前からありましたけど)、ワンボックス車をリリースするなんて想像もできませんでした。偏見もいいとこですけど
ね。
もともとホンダってボディとかにヒカリモノを使うのはあんまり好みじゃなかったように思うんですけど、それを差し引いても4ナンバーと見紛うようなあま
りの色気のなさに、当時この車を見たとき「ホントにこんなの売れんの?」と思ったんですよね。
何となく、日産の初代プレーリーを思い出してしまいまして。あの車も革新的なコンセプトなんですけどどうにも華がなくて、それなりに売れたんでしょうけ
どなんかパッとしませんでしたね。ていうか、出すのが10年早かったなと。
なんかすごくイメージがダブっていました。
ところが、それから10年以上経ってリリースされたこのクルマ、私の予想も見事に外れ大ヒット。5ナンバー枠ながら、広大な室内スペースと価格の安さ、
巧みなCM戦略で売れまくり、あっという間に家族でお出かけする車の代表格みたいになりました。
もうどれぐらい人気があったのかってーと、当時発売されていたリカちゃんファミリーのマイカーとして、どピンクのステップワゴンがあったぐらい。しかも
車
内はキャンピングカー仕様。もちろんリカちゃんは免許持ってませんので運転はパパがするんでしょうけど、ピエール香山氏は、こういう所帯じみたクルマは
似合わんと思います(笑)。
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しかしこれだけ数が多いと、私も乗る機会が何度かありまして。
まず驚いたのはドアを閉めた時の音でした。他のワンボックス車のようなドア全体が共鳴するような安っぽい音ではなく、
いかにも剛性が高そうな、引き締まった感じ。今でも、この型のステップワゴンが走っているのをよく見かけますけど、やっぱり丈夫ってことなんでしょうかね。
動力性能も必要にして十分で、決して軽快に回るというわけではありませんが、ストレスなく走ります。本当に、落ち着いたワンボックスカーの走り。
ただ、さすがに内装は値段相応の作りでして、プラスチック感がハンパなかったですね。
シートは、一応ファブリックですが、7人乗りのリアシートはフルフラットにこだわったせいかものすごく平板で、
ほとんど公園のベンチ。シート生地がやけに滑る素材だったせいもあって、長く座っていると腰がずり下がってくるという、
ちょっと困った仕様です。乗るなら運転席か助手席に限りますね(あくまでも個人の感想です、笑)。
まあなんだかんだと書いてしまいましたが、現行のステップワゴンもすっかりオシャレになりまして、潔く実用に徹した初代のイメージもすっかりなくなってしまいましたね。
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キットはフジミ製。地元のリサイクルショップで格安で入手しましたが、最近、再版がかかったらしいので、それに合わせて放出されたものかも知れません。
ボディは、特に言うことはありませんね。特徴をよくとらえていて、悪くないと思います。
内装はバスタブで、シートの座面のみ一体でモールドされているという、一時期フジミがよく採用した方式ですね。まあ、いろいろ思うところもあったんですけど、そのまま組みました。
いつもの通りストレート組みなんですが、2列目以降のサイドウインドーだけは一体になっていた他のウインドーのパーツから切り離し外ハメにしてみました。
ボディカラーは、少しでも華やいだ雰囲気にしようと思い、ラベンダーをチョイス。手持ちのボデーペンのブルーメタリックにトヨタのラベンダーマイカ
(こっちはもうほとんど紫色)を少しづつ加えて調整したものをブラシで吹いたんですが・・・2カ所ほどボディのウェルドラインがそのまんま出てきてしまい
まして。
成型色が濃いグリーンだったんでサフも吹いてたんですけどねえ・・・なんとも不思議です。
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