TOPページへ トヨタ  SAI G
フジミ 1/24



 SAIは、2009年にデビューした、セダンタイプのハイブリッド車です。車格はプリウスよりも上なんですが、クラウンでは大きすぎて持て余す、といったシニア層をターゲットにしているのではないかと思います。
 以前に、プログレというクラウンよりも小型の高級セダンが発売されてましたが、同じコンセプトなんでしょうかね。
 で、このSAIなんですが、客層が客層なだけに、割とあっさりしたデザインで、印象はどっちかっていうと薄かったんですね。
 もう、どのぐらい印象が薄いかというと、以前、偶然SAIのオーナーの人と話す機会があったんですけど、その時に私、すぐに車名が出てこなくて、苦し紛れに「え…と、プレミオでしたっけ」と訊いちゃったんですよね。
 そしたらその人に「SAIですっ」と憮然とした表情で言われてしまいまして、さすがに「あ、さいですか」と言うほかありませんでした…って火に油ですねこれじゃ。
 いや〜、あの人マジで嫌な顔してたな。不徳の致すところです。




 さて、キットはフジミ製、前期型からの改造です。現行車作るの、久しぶりですね。
 キットの発売当時には手は出さなかったんですけど、最近になってたまたま店頭に並んでいるのを見て、「今はまだこうやって店に置いてあるけど、なんかこ れもそのうち、プラッツと同じ運命をたどるかもしれない」などと、大きなお世話としか言いようのない事を考えてしまい、とりあえず買っておいたんですね。
 ところが、買ったのはいいんですが、あまりにも地味というか、オッサン臭くて(おま言う)どーにも作る気が起こらず放置してました。
 そんな声を知ってか知らずか(知らねーっての)、いつの間にやらSAIはマイナーチェンジで大幅にデザインが変更され、アグレッシブなスタイルになりました。まさしく、今どきのトヨタ車の顔つきです。いいですね、これなら乗ってみたい。
 というわけで、先の失敗のオトシマエ(笑)をつけるべく、製作を開始しました。




 ボディの前後は、エポキシパテを盛りつけて成形、灯火類のレンズですがこれもエポキシパテで原型を製作、型想いで型を取ってUVレジンを流し込んで作りました。
 車内は、センターコンソール周辺をちょこっと改修し、「茜」の内装色で塗装。
 ホイールはほぼキットのままですが、最上級グレード、Gの「Aパッケージ」っぽい感じにしようと表面をペーパーでならして若干フラットにしてみました。
 ボディカラーは、イメージカラーの赤メタリックですが、TSのピュアーメタリックレッドを使用しました。
 と、いうわけでようやく完成しました。結構長い間弄ってましたんで、これでもう他の車と間違えることはないでしょう(お前だけだって)。 




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