S15シルビアは、初代から数えて7代目、’99年1月にデビューしました。ほとんど意味もなく膨張した先代の反省からか、再び5ナンバーサイズに戻り、精悍さを取り戻しました。
時代の流れか、ライバル他車ともども3ナンバー化していく中、唯一5ナンバー枠に舞い戻ってきた車です。結構長いこと踏ん張っていたスバルのレガシーですら、インプレッサと共に既にアチラ側に行ったきりですし。
いや別に5ナンバーマンセー、って訳じゃないんですけどね。実は結構いびつなサイズだと思いますし。
ただ日本車って、限られた枠の中でそれなりに工夫した方がいいモノができるような気がしてならないんですな。
昔と違って3ナンバーになった途端、税金がベラボーに高くなるようなことはありませんから、一線を越えるのは比較的簡単なんですけど、全幅だけほんの数センチ広げて「3ナンバーでござい」ってのはちょっと違うような気がします。どうせやるなら、ルノーのサンクターボみたいに思い切ってやんないと。
とまあ、ブツブツ言ってもしょうがないのでキットの話を。
こちらはフジミ製のS15、スペックRエアロ。アオシマからもリリースされていた事は後で知ったんですけど、アチラは確かホイールが非純正だったような気が・・・。違ってたらすいません。
今回もほぼ素組みなんですけど、ちょっと手間取ったのがフロント部分。このキット、ボディとフロントバンパーが別パーツなんですけど、先に接着してボディを塗装すると、奥のラジエーターが非常に塗りにくくなります。かといってラジエーターを塗ってから別個に塗装したバンパーを後付けすると合いがイマイチでどうにも一体感に欠けてしまうという、困った構造になっています。
仕方ないので先にラジエーターを塗ってマスキングテープで隠し、フロントバンパーを接着して固定、ボディを塗装してからテープをはがす、という方法を採りました。ただこの方法も、貼り方を工夫しないとテープが剥げなくなってしまうので注意が必要です。
あとこのキット、マフラーカッターに金属パーツを使用していますが、説明書どおりに装着すると恐らく車検に通らなくなるぐらい飛び出しますんで、マフラーのタイコに当たるように取り付けたほうがいいかと思います(それでもこんだけ目立ちますけど)
ボディの成型色はシルバーですが、今回は予告どおりイエローで塗装しました。
セリカ、シルビアとも生産が終了して随分と経ちますが、果たして復活はあるんでしょうか。日産は近い将来、シルビアクラスのクーペをリリースするみたいなことを言ってましたが、この不景気でそんな話も聞かなくなってしまいました。
ジジイになったら、また乗ろうと思ってるんですけどね、2ドアクーペ。
|