プレジデントは1990年、初代から25年ぶりにフルモデルチェンジしました。先に発売されていたインフィニティQ45をベースにしていますが、インフィニティのアバンギャルドさと比べると大人しすぎるぐらい落ち着いた佇まいで、見方によってはアジアンカーのような無国籍感も漂ってますが、悪くはないと思います。ていうか現行型よりシブいんじゃないかという気がします。これなら国会議事堂とかに乗り付けても違和感はないですね。
実は私、この型は3代目だとばっかり思っていたんですけど(箱にもそう書いてあるし、資料によっては3代目としているものもありまして、しかも型番も違いますんで、どっちが正解なのかと言いますと・・・知らね。どっちでもいーや)、2代目なんですね。先代のド派手なマスクは73年に変更されたもので(さらに丸目4灯→角目4灯に変更されたのはご存じの通り)、いわゆる初期型からのビッグマイナーチェンジです。スタンザやプレーリーでもおなじみですね。
キットはアオシマ製。なぜか、最初にVIPカー等のカスタムカーが発売され、ノーマル版の発売が長らく待望されていたキットです。
組み立てで特に難解な部分は見当たらないんですけど、バリエーション展開の関係か、バンパーの分割位置が実物と異なり、メッキモールの下のところでスッパリ上下に分かれてます。アオシマ製のキット(に限った事ではないですが)はたまに、バンパーの横が開いていたり、酷いのになるとねじれてたりしてボディとツライチで取り付けるのにやたら苦労する事がありまして、先にボディとくっつけてパテ埋めしてしまおうかと思ったんですが、それをやると今度はシャーシがはまらなくなるんですよね。
だもんでバンパーは今回、指示通り完成後に取り付けましたが、合いはまあまあで思ったほど目立ちませんでした(ボディ色が暗いというのもありますが)。
塗装ですが、個人的にこのテの車は
官公庁→黒ソリッド
法人関係→黒メタ
個人オーナー→紺メタ
というイメージがありまして(イマジネーションが貧困だねぇ)、今回はショートホイールベースのJSということでタッチペンの紺メタをエアブラシで吹いてみました。ただプレジデント用ではなく、若干明るめの色を選んでいます。
いつもならカメラで撮ると真っ黒にしか見えないんですけど、今回は大丈夫みたいでホッとしました。
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