テレビドラマ版「日本沈没」に登場した、
特務飛行艇です。映画版の方は大ヒットしたのですが、残念ながら観たのは後年のテレビ放映です。て言うか、
原作すら実は読んだことがありません(殴)。この映画について語る資格なんか、実はないのかも。
ちなみに、ドラマ版のオープニングテーマは、五木ひろしが熱唱しています(笑)。
映画版とドラマ版の違いはと言うと、映画では約2時間半で日本列島が沈みますが、
ドラマでは半年かかってます(って、そういう事じゃないだろ)。
主役・小野寺も藤岡弘から村野武範に変わっていますが、一番印象に残っているのは小林桂樹演じる田所博士の描写。
映画では全編通してほとんど紙一重の「アブないオヤジ」としか思えませんでしたが、
ドラマでは話が進むにつれ結構マイルドな性格になっていったような気がします。やはり、
映画のテンションで半年突っ走るのは辛いものがあるかも。
さて、その「おおくに」ですが、ドラマの第何話に登場したのか実はよく覚えてません。
飛んでたのは記憶にあるんですが。で、機体後部には同じく特務指令車
「はやて」が格納できるようになっています。しかし「はやて」に至っては、
走っていた事すら記憶にないんですが、登場しましたっけ?どこかで。
しかしこのデザイン、このまま着水したら後ろから思いっきり浸水すると思うんですけど。
キットはイマイ製。「その他の部」で初めて、フィギュア以外のネタを出すことができました、よかったよかった。
「日本沈没」に登場するメカは、深海潜水艇「わだつみ」「ケルマディック」、
そしてこの「おおくに」、「はやて」とすべてイマイからキット化されているのですが、これって、
一体どういった年齢層に向けて発売されたんでしょうか。
映画やドラマは特撮とはいえどちらかというと大人向けですし、メカもリアルですが決して子供が喜びそうなデザイン
ではないと思うんですけど、キットの作りや価格帯は、明らかに子供をターゲットにしています
(80円のキャラメル箱のタイプがあったもんなー)。
サンダーバードシリーズみたいにヒットするかどうか分からないので、
とりあえず小さいのを作って様子を見たんでしょうか。今となっては謎です。
しかもこのシリーズ、最近になって再販されました。そんなに人気あったか?当時
(なんだかんだ言いながらも買ってるけど)。
部品点数も少なく、小振りなモデルですので、あんまり気合いを入れて作るのもどうかと思い、
さらっと作りました。プロペラを薄く削って、筋彫りを入れ直したぐらいです。
本当の事を言うと、飛行機はあまり得意なジャンルではありません(って、そんな気後れする程の物じゃないだろ)。
この後も東宝は、「ノストラダムスの大予言」「東京湾炎上」「地震列島」
などの特撮ドラマを何本か作ってましたが、興行的に成功したんでしょうかね?。
ストーリーはともかくとして、特撮は精緻で個人的には好きなんですけど
(毎回、「日本沈没」の特撮シーンを一部使い回してますが)。
|