ミニは1959年にデビューした英国のコンパクトカーです。当時はオースチンとモーリスの2社から発売されていましたが、後にローバーブランドになり、2000年にニューミニにバトンタッチされるまで生産が続けられ、現在も多くの根強いファンに支持されています。中でもクーパーは、当時のF1コンストラクターの名を冠したスポーツ仕様のモデルなんですが、ミニを見たら何でもかんでも「ミニクーパー」と呼んでしまうのは私だけではないはずです。
私も昔、一度だけハンドルを握る機会がありまして、「ずいぶん狭そうだなー、これじゃ今どきの軽自動車の方が広いんじゃないか・・・?」とか思いながら、運転席に乗り込んでみるとあら不思議。決して広くはありませんが必要にして充分な空間が確保されていまして、秀逸なパッケージングに驚いたものでした。
キットはフジミ製の1/24。例によって、これも頼まれ物です。F50の方とはまた別人で、プラモは子供の頃通過儀礼として作ったことがあり、今も適度に車が好きという、マニアでもなんでもないごく普通の人です。
ミニはご承知のとおりタミヤからも発売されていまして、私も初めは知らずにオースチンミニを買ったんですけど、なんとなく違和感が拭い切れませんで、よくよく調べたら現在主に街中で目にしているのは実は「ローバーミニ」で、しかもキットがフジミから出ていることが分かりまして、予算オーバーでしたが(制作費3000円を前金でもらってまして、ウェーブ製のケースとセットでも余裕だな、とか思ってたんです)、やむを得ずそちらを入手して製作した次第です。
まあ、そんな感じで実車の事はあまり詳しくありませんので、製作も説明図どおりの素組みですが、前後の窓枠にはまっているメッキモールだけ、金属線で再現してみました。
あと、今回はケース付きの豪華仕様ですんで、本体とケースは運転席の下あたりで1ヵ所、ビスで固定してあります。
ところで、私事になるんですけど、丁度これに取り掛かった時、家は完成するわ、ヨメは出産でいねーわ、だもんでGWぐらいに社宅を引き払おうかなー、とか思っていたら予期せぬ人事異動に引っかかって単身赴任になってしまい、ただでさえシーズンでつかまらない引越し屋さんを無理やり押さえ、完徹2日で荷造りして引越しも「社宅→新居&赴任先」の2本立てで強行したりと、ホント毎日が綱渡りの状態でした。なんかもう、この車見るたんびにあの怒涛のような日々を思い出すんで、とっとと依頼主に引き渡してこようと思ってるんですが、この方も別の部署に異動してしまいました。こないだまで、隣の机にいたのに・・・。
という訳で現在、製作は赴任先、サイトの更新は自宅という二重生活を送っていますが、引越しを手伝ってくれたO君、得体の知れない道具とか積みプラモとか変な物ばっかり運ばせちゃってごめんね。本当にお世話になりました。
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