二代目マーチは1992年1月に登場、
初代の直線基調のデザインから一変、曲線を多用した丸っこいボディに変貌しました。
その、どこにも緊張感を感じさせないデザインは、女性ドライバーを多分に意識したものと思われます。
当時の血気盛んなヤロー共は、当然物足りなさを感じた訳ですが、やはりその姿にたがわず、
勝負事にはあまり積極的ではなかったようで、先代のターボやスーパーターボのような、
トンガったスポーツモデルが発売されることはありませんでした。
とはいえ、9年もの長きにわたって販売された初代同様、この車も日産のボトムを受け持つ人気車種であったことに変わりはなく、
マイナーチェンジを重ねて2001年まで生き永らえました。
実はこのマーチ、以前うちにもありまして(初期型ですけどね)、CVTのダイレクトな加速とか、
ブレーキから足を離してもクリーピングしなかったところなんか、当時MT車に乗っていた私も違和感なく乗れましたね。
と、いう訳でキットはフジミ製、’99年の後期型(単純に前期後期で分けるのは乱暴なんですが)です。
今年(’08年)の「オートモデラーの集い」参加のため急遽製作したものです。
実は、このマーチの前期型のキット、だいぶ以前に作った事がありまして(K12マーチの項参照)、
それを持って行こうと思っていたんですけど、いざ押入れから出してみたら、バンパーやワイパーが取れてるし、
それだけならまだしもウィンドーを接着したセメントのせいで、ルーフがベッコリ凹んでるんですな。
だもんで慌てて買いに走ったんですけど、前期型がどこにも売ってない。仕方なくこちらを入手してストレート組みしたという次第です。
会場でも、前期型はどーなったんだ!?と言う話をしてたんですが、どうも金型改修してこの後期型にしたみたいで、
「余計な事しやがって」というのが共通した意見でございました(笑)。
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