TOPページへ 三菱  ギャランGTO MR&GSR

ハセガワ 1/24








 ギャランGTOは1970年10月にデビュー、MRが追加されたのは同年12月です。
 当時のトレンドだったアメ車風のファストバックスタイルを5ナンバーサイズにまとめ上げるセンスはもう、見事という他ありません。
 MRは三菱初のDOHCエンジンを搭載し、最高速は200キロを誇るといわれる高性能モデルなんですが、DOHCとはいえ1600cc、しかも今の目で 見ると相当細いタイヤ(そーいや、当時はトヨタの2000GTもスカイラインのGT-Rも、ノーマルだとみんなタイヤは細かったけど)で最高速を絞り出す のは相当神経を使いそうな気がします。
 しかし残念ながら排ガス規制によりMRは1972年に廃止、翌年のマイナーチェンジに伴いトップモデルは2000ccのGSRにチェンジします。
 この流れ、トップモデルが432から240Zにシフトしたフェアレディに似ていますね。







 私はどちらかというとGSRの方が好みですかね。エンジン は2リッターとはいえSOHCなんですが、何と言ってもオーバーフェンダーがかっこいいですよね。
 MRはなんて言うかその、ストイックでとっつきにくい感じがするんですけど、皆さんはどうでしょうか。
 しかし、そのGSRのアイデンティティともいうべきオーバーフェンダーも、保安基準の改正に伴い翌年に廃止。以降は、オーバーフェンダーのないいわゆる 「後期型」のGSRがラインナップされることになりました。
 その代わり、いう訳ではないんですが、後期型はフロントエアダムを装着しています。







 というわけで、キットの話。
 キットはハセガワのヒストリックカーシリーズ。ここ数年このシリーズのラインナップには毎度毎度驚かされるんですが、これもその中の一つですね。これで もう、どこにあるかもわからないニチモのキットを探す必要もなくなりました。本当に素晴らしい。とはいえハセガワらしく、内股でタイヤが細っこいのは相変 わらずで、これが本来の姿だと言われりゃその通りなんですけど、そーいやみんな、ワタナベの8本スポークとか履かせてたよなー。
 そんな訳で、勢いで(どーいう勢いなんだよ)MR、中期型GSRと2台購入、製作しました。
 まずMRについてですが、ここはもう、ハセガワに敬意を表してストレート組み(あ、どっちもか)、色も箱絵と同じくオレンジで塗装しました。使用したの はタミヤのラッカー塗料のオレンジ。スプレーでもオレンジはあるにはあるんですが、ミョーに赤みが強い印象があったんでこちらをチョイスしました。

 GSRの方はと言いますと、こちらも基本ストレート組みなんですけど、カラーリングはオリーブ色で塗装しました。この色、当時勤めていた職場の先輩が 乗っていた車で、その当時で既に十分旧車の域に達してたんですが、これがなかなか渋くて、そのイメージがあまりにも強く、ていうかこの色以外で塗るなんて 考えられませんでした(笑)。
 しかし、あれから更に30年経ってるんだよなー。まだ乗ってるんだろうか。
 こちらはタミヤスプレーのオリーブドラブを使用、AFV用ですから当然艶消しですんでその上からクリアーを吹きまくって艶を出しました。
ところが、用意されていたデカールにはオリーブグリーン用のラインがないんですよね。このGTOに限らず、当時のスポーツモデルってダークグリーン系のカ ラーリングが結構あったんですけどね。
 仕方がないので、ラインはホワイトデカールを細切りして貼り付けました。このあたり、前作のパブリカと全く同じですね。ただ、私の技術ではこの細さで切 り出すのが限界でして、実際よりやや太めになっています。








  さて、ますます充実のハセガワのこのシリーズ、次回はラ ンタボなんかも出るという話ですけど、しばらく目が離せませんね。
  三菱車のトップモデルとして、初代デボネアなんか出してくれたら狂喜しますけどね。まあこれはスポーツカーじゃないんで、高級車が得意なアオシマあた りから出てもいいかなと思います(だから出ねーって)。

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