TOPページへ アストンマーティン DBS
タミヤ 1/24


 アストンマーティンDBSは2007年、 それまでのフラッグシップモデルだったV12ヴァンキッシュの後継としてデビューしました。 デビューとは言っても初代のDBSが'67〜'72までリリースされていましたんで、正確には2代目ということになるんでしょうか。
 また、ボンドカーとして「007/カジノ・ロワイヤル」「007/慰めの報酬」の2作品に登場しているのは今さら説明する必要はないかと思いますが、 2台とも武装らしい武装は搭載されていないようですね(ていうか、そのような描写がない)。その代わり、 本部直通のメディカル・システムやAEDなんかが装備されていまして、毒殺されかけたボンドのピンチを救っています(カジノ・ロワイヤルのエピソードね)。



 で、6代目のボンドを演じるのがダニエル・クレイグでして、 歴代ボンド役者と比べて若干背が低いとか(それでも日本人の平均よりはるかに高い)、髪が金髪だとか(あるだけマシ。ショーン・コネリーなんか序盤から後退始まってたし)、 いろいろ言われていたようですが個人的にはそんな事どうでもいいんです。ただ、映画観て思ったのは
「ボンド、汗かき過ぎ!!」
という事でしょうか(笑)。ジェームズ・ボンドのイメージって、砂漠の真ん中でもタキシードを脱がないというか、 どんな困難も持ち前の強運と機転で涼しい顔して切り抜ける感じなんですけど(もちろん肉体的なアクションもこなしてますが)、 この2本観てると必死すぎるというか、とてもそんな余裕はなさそうなんですよね。
 まあストーリー自体が、若きジェームズ・ボンドが正式にダブルオー要員として認められるまでのエピソードを描いてますんで、 仕方ないっちゃ仕方ないんですけど、私としては、早く仕事に慣れてジョークの一つも飛ばせるようになってくださいね、と言う他ありません。



 キットはタミヤ製。プレートナンバーは「007/慰めの報酬」 登場時の車両を再現できるようになっています。冒頭のシークエンスでアルファロメオと激しいカーチェイスを繰り広げていましたね(ちなみに「007/カジノ・ロワイヤル」に登場したDBSのナンバーは「TT 378 20」)。
 発売当初から欲しいとは思ってたんですけど、これだけは落ち着いて作ってみたいと思ってましたんで、つい最近まで入手していなかったんですよね。
 ところがある日ぶらっと立ち寄ったリサイクルショップに売ってたんで(積みプラを放出したんだろうな) 信念を曲げて思わず買ってしまった次第。丁度そのときバイオレット作ってましたんで、完成したら着手するつもりでした。
 この車に関しては、ボンドカーならではのガジェットもありませんからほとんど何も考えずにストレート組みしました。組み立てる上での問題点も特にないかと思います。
 色は、映画登場時のクアンタム・シルバーで塗装。簡単に言えば説明図の指示通りTSのメタリックブラックを吹いただけです。



 ちなみに私、「アストンマーティン」って表記するの、なんか抵抗あるんですよね。なーんかスカした感じがして。ホントはアストンマーチンとしたいところなんですが、今回は不本意ながら現代風の表記にしております(笑)。

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