TOPページへ ホンダ  シビックSi 4ドア

タミヤ改 1/24



  3代目シビック、通称「ワンダーシビック」は、1983年9月に発売されました。前モデルが初代のキープコンセプトだったせい か、’70年代的なテイストが色濃く残ってしまい、販売面でもいまいちパッとしなかったようですが、FMCにより、一気に近未来的なデザインに変貌して大 ヒットし、同年のカー・オブ・ザ・イヤーまで受賞しました。
  ZCエンジンを搭載したSiなんですが、約1年後にまず3ドアのみ発売、後にセダンも追加されました。  当時のCMで、ルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」をBGMにたたずむその姿が今も印象に残っています。



 キットは、おなじみタミヤの1/24。近年、再販がかけられましたが、こちらはそれ以前にたまたま売られていた中古品をストックしておいた物。
 それ以前にも3ドアは大昔に作ったことがありましたんで、なんとなーく作らないまま放置してありました。
 そして現在。前にカローラGTを作っていた時「そーいや、シビックのセダンも欲しかったよな、買えなかったけど」などと考えているうち、「俺はハッチ バックよりセダンがいいな。それも前期型が。あのテールが赤の帯状になってるところがいい」などと、どちらかというと渋好みだった当時の友人と意見が合っ たこととかいろいろ思うところがあって(笑)、今回製作に着手した次第です。



 まあ、タミヤのキットもストックしてるし、あとはプラ板でトランク作りゃいいだけじゃん、と安易に考えてましたがさにあらず。車高もセダンの方が若干高いし、ホイールベースも違いますんで、まずシャーシを切断して延長し、それに合わせてボディーの後部を延長しました。
 車高については、ハッチバックはルーフがフロントからリアにかけて低くなっていますんで、B、Cピラーを切り飛ばしてAピラーの根元から手曲げで起こしました。ハッチバックはセダンより、Aピラーの角度が若干寝てますんで、こちらの問題もなんとかクリア。
  今回の見どころ(なのか?)、テールランプは原型を型取りしてUVレジンで製作。最初、キットのクリアーパーツをそのまま使おうかと思ったんですが、思いのほか細くて使えそうになかったので断念しました。
  ホイールも、タミヤCR−Xのアルミを流用しようかと思ってたんですが、どうもこのタイプ、ハッチバックのみのOP設定のようでしたのでこれも断念、仕方なくプラ板から鉄ホイールを再現しました。
  あとは、プリンターで各種デカールを印刷してなんとか完成に漕ぎ着けたんですけど、実は、セダンとハッチバックって、フロントフェンダーの 厚さ(ボンネットの高さ)が違ってて、セダンの方が若干分厚いんですよね。セダンSiのボンネットにパワーバルジがないのはそのためなんですが、どのよう に修正したもんか悩んだ末、フロントバンパーをわずかに下げてごまかし、そのままにしてあります。言わなきゃわかりませんしね、言っちゃいましたけど。



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