ローレルは、'72年4月、2代目にフルモデルチェンジされました。初代のスクエアなデザインから一変し、同時期にデビューしたスカイライン(ケンメリ)をもしのぐ、豪華で非常にアクの強いデザインになりました。
キャッチコピーは「ゆっくり走ろう」。当時のCM「ゆっくり走ろう、おお〜ローレル〜♪」というメロディもいまだに記憶に残ってるんですが、メーカーの思惑とは裏腹に、夜な夜な街道筋を爆走していた車も多かったように思います。
ていうかこの型のローレル、実車にしろキットにしろ、これまでフルノーマルの姿を見たことないんですけど(笑)。
キットはアオシマ製、ザ・ベストカーヴィンテージシリーズから。このメーカーの作風のせいでもあるんですけど、幅広ですごく大柄に見えますね。そう言えば、シャーシもセドリック等と共通のようです。
例によって素組みなんですけど、実はこのキット、箱にも書いてあるように'73年10月にMCされた後期型をモデル化してるんですけど、箱の実車写真は前期型(ボンネット先端のモールがブラックアウトされていて、ヘッドライトにリング状の装飾が付いてない、等の違いがあります)なんですよね。
で、モールを再現しようと思ったら、これもまた同社のケンメリと同じ方法で処理されていて(ボンネット先端にモールドがなく、グリルの方にそれらしく表現されている)弱りましたね。結局、グリルのパーツの庇部分にプラ板を継ぎ足して誤魔化しました。
ボディの塗装は、さすがに缶スプレーでは「これは」という色がなかったので、タッチペンをエアブラシで塗装しました。ちなみに、ダイハツ車用「イエローグリーンマイカ」、イメージに一番近い色なんじゃないかなー、と思います。
純正ホイールカバー(あったのね、ちゃんと・・・)は、ゴールドにフラットアルミを混ぜで筆塗りしました。
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