TOPページへ 日産  ブルーバードSSS(U12)

ハセガワ 1/24

 U12ブルーバードは'87年9月に登場、初代から数えて8代目となるモデルです。
 アテーサと呼ばれる新しい4WDシステムを搭載し、910、U11から更に洗練されたスタイルに進化していますね。
 個人的には、このU12がブルーバードの最終形態、というか完成形なんじゃないか、と思っています。後に出たU13、U14がねー。まぁその・・・なんだ(笑)。
 当時はモデルサイクルが約4年でしたから、売れてようが売れてなかろうが新型を出さざるを得なかったんでしょうけど、次に出てきたU13が成功したとは言い難いものがありましたんで、少々もったいない気がします。
 とはいえU13のあのスタイルも近年見直されているようでして、だとすると尚更出すのが早すぎたんじゃないかなー、と思いますね。
 U12だったら倍のモデルサイクル(は、さすがにキツいか)でも十分勝負できたんじゃないか、と思いますけどね。














 さてさて、今回は画像多めなんで、とっととキットの話に入りましょう。
キットはおなじみハセガワ製。昨今蔓延しているコロナを駆逐できるのは、やはりブルーバードしかあるまい、と思い鋭意製作を開始した次第です。

 今回ハセガワからリリースされたのはセダンなんですが、当時日産が推していたのは実はハードトップの方だったりしまして、当時のカタログを開いてみますと、1ページ目からドーンと見開きで出てきまして、セダンの方は「まあ一応ありますよ」的な紹介のされ方なんですよね。
TVCMで走っていたのも、確かハードトップだったような気が・・・。
 U12のセダンと言えば、個人的には教習車とか、公用車のようなお堅い車をイメージしてしまいますね。

 セダンの方は全くのストレート組みです。先ほども言いましたようにお堅いイメージを払拭すべく、ちょっとワイルドにメタリックブラックで塗装して仕上げました(って終わりかよ!!)。
















 とはいえ、やはりバリエーションを展開する関係上(SSS-Rとか)、リリースするならセダンって事になるんだろーな、とは思いますが、まあ、それならそれでなけりゃ作るしかないよなー、と1台はハードトップにしてみました。
 セダンとハードトップでは車高が若干違いまして、その差はおそらくウインドーの傾斜の違いからきているんだろうと思ったんですが、強度を確保するのが難 しいという理由から、ピラーを弄る改造って実は殆どやったことないんですよね(タミヤのシビックをセダンに改造した時に一度やったぐらいですかね)。
 しかし、どうしても「U12と言えばやっぱこっちだろ」という思いは断ち切れず、今回作ってみることにしました。
 で、慎重に3本のピラーを切り離して、真ん中のピラーを切り飛ばし、前後のピラーを傾けた分、ルーフも若干短くしてみたんですが、ここで「どんな塩梅か なー」と思い、ボディに仮止めしてみたんですが、思った以上にガッチリくっついてしまい(笑)、修正が効かなくなったので仕方なくそのまま製作を続行しま した。
 フロントピラーがわざとらしいぐらいに傾いているのはそのせいなんですよね。
 ウインドーは、フロントはそのまま付くんですが、リアの形状は全く違いますんで、ジャンクパーツからラウンドしているリアウインドーを探して無理やり合わせました。
 また、こんな時に限ってサイドウインドーが前後2分割という、困ったパーツ構成になっていましたので、前後を合わせてプラ板の細切りを間に挟んで1枚にして接着しました。
















 さて、最後はSSS-Rなんですが。
 はっきり言って、これは失敗しました。
 何を隠そう、こういう大判のデカール貼るの、ホント苦手でして、一度失敗してデカールをもう1枚取り寄せたんですが、それでもやっぱり隙間ができてしまいました。
 最初っから、塗装で塗り分けりゃよかったんですが、Mr.カラーの何番に対応するのかとか考えるのが面倒で、つい安易な方向に走ってしまった結果です。
 フツーに「ブルー」と「レッド」で塗ればよかったみたいです。
 よく見りゃ塗り分けに対応するデカールも付いてたんですが、何のためにあるのかよくわからなかったんですよね。
 だもんで、SSS-Rについては、ひと通り作ってみましたよ、ということでサラッと流してみたいと思います(殴)。
 


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