TOPページへ いすゞ  べレット1600GT-R
フジミ 1/24



  べレットは1963年、いすゞのミドルクラスのセダンとしてデビュー、翌年2ドアクーペの1600GTが投入されました。
 確か、日本で最初に「GT」を冠した車がこのべレットではなかったかと。
  その後の1969年9月、このべレットGT-Rがデビューしました。  '69年の鈴鹿12時間耐久レースの優勝車、べレットGTXのストリート版として発売されたこのクルマ、117クーペ用のDOHCエンジンを搭載し、 レースで学び取った技術が随所に活かされています。  
 同年、日産からもスカイラインのGT-Rがリリースされていますが、レースの技術がフィードバックされているのは全く同じ。日本の車で「GT−R」を名 乗るのが許されるのはこの2台だけ、と今でも思います。
 まあ、私がこんな知ったような事を言うまでもなく、文句なくカッコいい。丸目4灯の挑みかかるような精悍なフロントマスク。アルファロメオのジュリアあ たりを彷彿とさせますが、あちらがどことなく陽気なイメージなのに対し、べレットはあくまでもニヒルな感じがします。
 いすゞ車の「乗ってる人のIQが高く見えるクルマ作り(別にそんなもん目指してないっての)」のノウハウは、既にこの頃から培われていたんですね。








 という わけで、キットはフジミ製。以前は1600と1800が別モデルとして発売されてましたが、現在はどちらかに選択して組めるコンパチキットが発売中です。
 ストレートに組んじゃいましたんで、特に言うこともないかなと思いますが、ルーフのアンテナだけは金属線に置き換えました。
 ボディカラーは定番のオレンジにしようかと思いましたが、資料(いつものノスヒロ)を眺めていたら赤の個体が目に留まり、悪くないなと思いこちらに。
ボンネットは照り返し防止のため艶消しの黒に塗装されているんですけど、ボディはテカテカの艶あり塗装なのに、ボンネットだけバカ正直に艶消しにするのも どうなのよと思ってしまい、半光沢のスーパークリアーを吹いて「古い車なんで、一生懸命磨いていたらだんだん艶が出てきちゃいました」的な感じに仕上げて みました。
しかし、これ作ってる時の脳内BGMが小林旭の「自動車ショー歌」だったってのがまあなんとも(笑)。



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