ホンダ　ビート アオシマ　1/24
ビートがデビューしたのは1991年5月。当時、 軽自動車のパワー競争もほぼピークに達した感があったんですけど、そんな中でいまいちホンダだけは乗り気でなかった （冷静だった、と言うべきか？）ように見えました。 　当時ホンダがラインナップしていたトゥデイにもスポーティなグレードはあるにはあったんですが（Ri-Zとか）、 他のメーカーのスポーツモデルと比べるとずいぶん地味に感じたもので、軽自動車にも本格スポーツを、というホンダファンにようやく応えたのがこのビートでした。 　ミッドシップエンジンでオープンというそのスタイルは、かつてのエスロクを彷彿とさせるもので、 「ボンバンにごてごてエアロパーツ付けりゃいいってもんじゃないんだよ」と言わんばかりのホンダの本気度がうかがい知れるんですけど、 排気音だけ聞くと軽トラのアクティとまるっきり同じだったのが残念といえば残念でした（笑）。 　ちなみに、このクルマのイメージソングは原由子「じんじん」。カラオケでよく歌ったなあ・・・。
キットはアオシマ製のSパッケージ・バージョンRシリーズ。 ノーマルのニュートレンドシリーズが店頭から姿を消して久しく、たまに売ってたのがこのテのチューンドカーのシリーズなんですけど、 アオシマのキットの偉いところはノーマルのパーツもとりあえず入っている事。ですんでパーツが余るのさえ気にしなければノーマルに組む事はできます。 どのグレードにあたるのか、いまいちわかりませんけどね。 　もっとも、今はエッチングパーツ付きのノーマルのキットが再販されてますんで、買うならそちらをお薦めします。 　ノーマルだし、さらっと作ってしまおうと思ったんですけど、リアフェンダーのダクトが開いてなかったんで開口し、 バスタブ内装のドア内張りをそれらしく製作しました（オープンですからね…）。あと、ノーマルのハンドルがなぜか4本スポークだったんで （中古車の画像を見るとすべて3本なんですよね）、3本に修正してあります。
ゼブラ模様のシートはデカールで再現できるんですけど、 貼る順番を間違えたのか、シートバックの継ぎ目が変なところに付いてしまいました。シートバック→座面の順に貼ったほうがよかったかも知れません。 しかも大して古いキットでもないのに水に漬けた途端、デカールがバリバリに崩壊。シートのパーツに元通りに乗っけるのがやっとでした。 　ボディカラーはド定番のイエロー。TSのクロームイエローを何も考えずに吹いただけ。ただこの色にするとサイドのBEATのロゴは使えませんので （イエローだと文字色は黒なんですけど、デカールについているのはなぜか白文字）貼りませんでした。 　他にもクリアー吹いた直後に落っことして埃が付きまくるわ、フロントウインドーのピラーを真ん中で折ってしまうわと、失敗の連続。 ホンダ車のキットはスムーズに完成できたためしがありませんな。なんでなんだろ。