PCエンジン(後に、プレステ等にも移植)の対戦格闘ゲーム「あすか120%」
に登場するキャラクター、本田飛鳥のフィギュアです。
「鉄拳」や「バーチャ」にハマった人はいても、さすがにこれはやった事ないな、
という方もいるかもしれませんので、若干ストーリー(格闘ゲームでもとりあえずあるんですね、
戦う目的ってのが・・・しみじみ)を説明しますと・・・。
本田飛鳥は、私立繚乱女学院(通称乱女。なんつー略し方だ)の化学部員の一年生。
同校の文化祭では部費争奪を賭けたイベント、「メガファイトトーナメント」が例年開催されるのですが、
当然このテのイベントは運動部の独壇場で、文化部はいつも辛酸をなめていました。
そんな現状を見かねて立ち上がったのが、化学部部長、3年生の扇ヶ谷鉄子。彼女は、
後輩部員の本田飛鳥を極限まで鍛え上げ、メガファイトに送り込んだのです。さて、その戦いの行方は・・・?
と、いったところでしょうか。
登場するキャラクターは、理事長と教頭を除いて全て女の子。キャラクターデザインは七瀬葵で、
みんなかわいいんだ、これが。後に石田敦子にバトンタッチされましたが、個人的には初期の頃の画が好みです。
操作も結構簡単で、複雑なコマンド入力はあまり必要なく、ヘタレな私でも勝ち進めます。
そんなわけで、他の格闘ゲームでも女性キャラを好んで使うドスケベな私が、
一時期はまったゲームでありました(他の格闘ゲームが極められなかっただけなんですけど)。
という訳で非常に思い入れの深い本田飛鳥なんでありますが、本作は七瀬葵バージョンの原画から、
1/8サイズの図面を描き起こしてフルスクラッチしました。普通なら、
途中でレジンキャストに置き換えたりしますが、型取りの技術は持ってませんので、
スカートに至るまでまるまるポリパテの削り出しです。フィギュアのスクラッチはこの時初挑戦。
この当時、まだどこのメーカーからもガレージキットは出ていませんでした。出てりゃ買ってますよ、すぐにでも(笑)。
そんな訳で、まあ動きの出てないこと。顔は「将棋の駒に目鼻」だし、髪の毛の表現は、
風になびく様子が表現できなくて、テキトーにごまかしてるし。
スカートなんかほとんど「オチョコ」みたいだし。
ちなみに、指に挟んでいる3本の試験管は、駄菓子屋に売っていたキャンデーの棒を、短く切って使用しています。
ところで、このゲームのオープニングテーマに「いつも120%」っていう曲があるんですけど、
これがまたいい。エンディングの「POSITIVITY」もいいですけど。カラオケがあったら、
絶対歌うのに(だーから、いい歳こいてアニソンとか歌うの、よしなさいっての)。
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