可愛ユキ（強風オールバックver.） スクラッチ　1/12（だいたい）
２０２３年、YouTubeで３２８５万回という驚異的な再生数を叩き出した（7/7現在）、ゆこぴさんの「強風オールバック」を立体化したものです。 　歌っているのは可愛ユキという小学生ボーカロイド。2009年に株式会社AHSから発売されたVOCALOID2女声ライブラリのキャラクター、だそうです（後から知った）。 　普段の私の製作スタイルはと言いますと、パソコン机と兼用の作業スペースで、目の前にモニターがあるんですが、 そこでBGMとしてYouTubeでボカロ曲のミックスリストを流しっぱなしにして作業をしています。 　いい歳ぶっこいて、なんでそんなもん聴いてるんだよと思われるかもしれまませんが、中学の頃からＹＭＯとかずっと聴いてましたんで、電子音楽（死語） は全然抵抗がないんです、ていうかむしろ好き。 　で、ある日いつも聞いている曲に交じって流れてきたのがこの歌でした。 　最初はそのまま聞き流したんですが、なんかミョーに印象に残る曲で、絵柄の可愛らしさも相まってなんとなくリピートして聞いて以来、 私の作業用ＢＧＭとして定着してしまいました（笑）。 短い曲なんですけどリズムがシンプルで覚えやすいためか、異常に中毒性が高くて、再生数が伸びまくっているのも理解できる気がします。 テンポがいいんで、アレンジして甲子園の入場行進の曲にするといいかも（よくねーよ）。 　 　作ることになったきっかけですが、柏崎の展示会に向けて準備を進めていた時のこと、前回と比べるとちょっと数が少ないな、と感じまして。 　そりゃそうだ、去年は３年ぶりの開催ってことで、作り溜めた作品を一挙公開しましたからね。 　（あと１つぐらい、何か作れないかな。とはいえ今から着手しても間に合いそうにないな。あ、そうだ、柏崎は別にクルマじゃなくてもいいんだった。 しかしＡＦＶ作るにしてもやっぱり時間が足りない・・・）と思ってふとモニターに目をやった時に流れていたのがこの曲だったという次第。 　老眼で瞳とか中の星が描けなくなり、志半ば（笑）でフィギュア製作から手を引いて以来、作るのは約20年ぶり。本格的なものを作るとなると難易度爆上がりですけど、 こちらはデフォルメされてるし、サイズも小さいからリハビリがてら作ればなんとかいけるかもしれない、 と実に安易な気持ちで材料を用意して製作を開始したのはいいんですが、勘は戻らず（元々ねーだろ）、 しかもオールエポパテで作ったもんだから、まあ時間のかかることかかること。 　瞳はなんとか手描きしましたが、 眉は真っすぐ引く自信がなくてデカールを細切りして貼りました。指先はプラ板の積層からの削り出し、カラスはタイヤブラック、 ハトはレーシングホワイトで塗装するあたり、やっぱり私ってクルマ屋さんなのねと・・・。 　結局完成したのは出発の前日で、 （うわーん似てねーよ）と思いつつほとんど見切り発進の状態で展示しました。 　で、展示会も無事終了、後日地元のJOYSOUNDに行った時のこと。それまで、「強風オールバック」 は曲に合わせてCGで仕立てたテキトーな映像が流れていたんですが、なんと本人映像で配信されるようになっていました。 つまりYouTubeの動画と同じ映像が流れるように進化していたんですね。 　なんかもう嬉しくなってしまいまして、思わず２回歌いました（だめだこりゃ）。