TOPページへ トヨタ 2000GT
フジミ 1/16



 日本の自動車史におけるひとつの頂点、トヨタ2000GTです。ここを御覧になっている方なら、もう何の説明も必要ないでしょうね(まーた、そうやって手ェ抜く・・・)。
 我々の世代でこのクルマの存在がメジャーとなったのは、例のブームの影響で、日本車で唯一スーパーカーとしての扱いを受けていた事が大きいですよね。それ以前にも、絵本だか子供向けの百科事典だかで紹介されているのを見たことがあるんですけど、そんなすごいクルマだとは思っていませんでしたからねー(性能面だけじゃなくて、車にまつわる歴史であるとかエピソードであるとか)。
 ただ、当時の雑誌なんかの特集を見てましたら、スペックの他に「車両価格」なんてのがありまして、フェラーリやランボルギーニ車が軒並み1000万超えなのに対し、我らが2000GTは「800〜900万」でして、「うーむ、まだまだ日本車は諸外国と肩を並べるまでには至っていないのか」と思ったものでした(そりゃ、国産車なんだからそんなもんでしょ。もっとも現在はこの倍ぐらいの価格で取引されているようですが)。







 さて、キットはフジミのエンスージャストシリーズ、例によって頼まれ物です。ビッグスケールとはいえ1/16という、いまいち思い切りの悪いスケールなんですが、よく考えたら1/32の倍、って事なんですね。もともとオオタキ製らしいんですが、確証がないのでよくわかりません。
 まあそんな訳で、純粋なフジミのキットじゃありませんし、設計もかなり古いんでしょうね。
 そんな事情を差し引いても、このキットは安請合いして気楽に作れるもんじゃありませんね。ていうか、このスケールでこれほどええかげんと言うか、大味だとは思いませんでした。いや〜、油断してました。
 いちいち修正点をあげつらうのも多すぎて面倒ですし(ていうかブログの方に挙げてますんで)、時間的、技術的な面で断念した部分もありまして、とりあえず誰が見ても分かるだろってレベルの形状違いを修正するのがやっとでした。
 完成後もなんかこう、「コレジャナイ」感が漂っているというか・・・。
 これが頼まれ物じゃなかったら、もっと時間をかけてじっくりと・・・やりたくないですねこれは(笑)。1/24のニチモかハセガワのキットの方がよっぽどマシです。まだ作った事ありませんけど。

エンジンルームの隔壁がないもんだから、ドア開けると向こう側が見えるんですよね(笑)。

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